私たち一人が、一人の中学生に奨学金を提供する
一対一の国際教育里親制度。
顔が見える、成長が見守れる、1対1の教育支援、
それが “ダルニー奨学金” です。
少女 ダルニーちゃんとの出会い
「ここはタイで最も貧しい地域で、
小学校卒業後すぐに働きに出る子どもが多いんだ。
今、私の膝の上に座っているこの子も同じ境遇なんだよ」
と、1987年、タイを訪れた時にある村人から聞かされました。
日本に帰国後、村人の膝の上に座っていた少女の名前をもらい、 支援を募ったのが「ダルニー奨学金」制度のはじまりです。
世界には、今も
中学校に通えない子どもがいます。
人は生まれる時、国や社会を選べません。
「境遇に関わらず、全ての子供に教育を」
これが、Education for AllのSDGの2015年までの目標でした。
現在は2030年に向けて、Quality of Education が目標です。
経済的に恵まれない家庭に生まれても、
中学教育を受けることで、
人生を大きく変えることができます。
教育支援こそ、私たちが一人一人できる国際貢献です。
経済的に発展するメコン5ケ国(タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・ラオス)では、
都市と農村の格差や、貧富の格差がますます広がり、
経済的困難のため教育に恵まれない子どもたちまで国の手が回らないのが現状です。
今、私たちが、これらの子どもに就学教育支援をすることで、
きっと貧困から抜け出し、自立する力をつけるでしょう。
タイには「人知れず仏に金箔をはる」という諺があります。
それは「人知れず、功徳をする」の意味です。
奨学金をもらった生徒は、奨学証書に記載された提供者を第二の親と思い、逆境の中、勉学に励んでいます。
例えば、カンボジアとラオスでは
※ 世界子供白書2015
1対1の中学生教育支援
ダルニー奨学金
小学校卒で社会に出るのと、中学校卒とでは、
人生は全く違います。
中学教育を受けることで人生に夢を持ち、
実現に向けた努力も可能になります。
「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学生教育を受けられない
子どもたちを支援する、国際教育里親システムです。
ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。
中学校入学から卒業までを支援します。
今までに、約413,600人以上の子どもたちの中学就学が実現しています。(2020年5月現在)
生徒名の預金通帳に奨学金が振り込まれ、先生と生徒の連名で預金を引き出せます。
何を購入したか、先生に報告する制度になっています。タイは開始当初から実施、ラオスでは、地方の町でも銀行が整備されつつあり、一部で実施し始めました。将来、全ての国で、対象地域で銀行網が整備されれば、実施する施策方法です。
学校にまとめて送金し、学校は保護者に使途目的の誓約書を書かせ、学期ごとに支給します。購入した学用品等は先生に報告します。対象地域では銀行が整備されておりませんが、生徒が一番必要とする物、制服や学用品を各自が購入します。
対象地域の村には、銀行もなければ、学用品や制服等を購入するお店もありません。よって、現地事務局が物品を購入して、現物支給します。事前に制服のサイズ、靴のサイズ等を確認します。
支援国と支援期間からお選びいただきます。
支援者には写真付きの子どもの情報が、子どもには支援者のお名前が送られます。
ドナー1人につき1人の子どもを支援する”1対1の顔の見える教育支援”で、子どもには誰が支援してくれているのかを伝えています。
毎年、支援する子どもの写真と現状を記した報告書をお渡しします。
年々の成長を実感することができます。
過去30年間を通して、
37,000人以上の優しい眼差しが
今日も世界の子どもたちを支え続けています。
世界の貧困削減と平和構築を目指して。
”民際力”による支援で、
学校に通える日常をつくりたい。
ダルニー奨学金は、日本生まれの国際協力教育NGO 公益財団法人
民際センターが運営しています。
民際センターではダルニー奨学金制度他、図書・自転車・教材・スポーツ用具セットの贈与、
少数民族の教師養成、学校や女子寮の建設など様々なプロジェクトを行っています。
株式会社アライドコーポレーション
MS&ADインシュアランスグループ
表千家茶道教室 宗沁会
沖電気工業株式会社
公益財団法人オリックス宮内財団
株式会社資生堂
全日本電線関連産業労働組合連合会
公益財団法人大同生命国際文化基金
東京ガス株式会社
東急百貨店グループ労働組合
公益財団法人 日新電機グループ社会貢献基金
トヨタ自動車株式会社
株式会社ニコン
富士通エフサス労働組合
三菱商事株式会社
ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社
タレント 向井亜紀 様
長く支援すること、1人でも多くの方に支援頂くこと。それが大切なこと。
2000年に癌による子宮摘出手術を受け、2003年代理出産で双子の男の子を授かるまでに長い心の戦いの中で得た「子どもを大切に思う気持ち、彼らの未来や夢を応援する気持ちを忘れないでおこう」という考えを形にするため、私は、ダルニー奨学金の支援を始めました。支援ができるとなると嬉しくて、最初はおこずかいをためて、何十人もの子どもを支援しようと思っていたのですが、主人(元格闘家の高田延彦氏)と「ある時は100人分でも翌年はゼロというのではなく、長く支援することに意味があるのではないか。そのうえで、一人でも多くの方に支援してもらうことが大切じゃないか」と話し合いました。今では、私個人以外に、彼が経営する高田道場にも募金箱を置いて、少しずつ支援し続けています。
※申込期限を過ぎますと、翌年度の奨学生のご支援になります。
また報告書等の送付は目安で前後することもあります。
申し込み時期により報告書の到着に時間がかかる理由は、新一年生の場合、折角、奨学金の給付が決まっていても、入学できない場合もあります。同様に既に奨学金を受けている生徒も進級せず、中途退学する場合もあるため、新学期が始まってから、奨学金の提供を致します。中途退学生の事情把握等を行い、各学校からデータが上がってきてからの作業になりますので、時間を要します。