タイの中学校から届いた感謝の手紙【1】
ダルニー奨学金の奨学生が在籍するタイの中学校102校から、感謝のお手紙が届きました。感謝の言葉と共に、現在の学校の状況や奨学生の様子、今後の希望等も書かれていましたので、ご紹介致します。
【バーンカームポン学校からの感謝の手紙】
民際センター(EDF-Japan)を通して、ダルニー奨学金を私どもの学生に与えてくださった支援者様に感謝しています。本校の教師及び関係者ともども、支援くださいました皆様にこのように感謝の言葉を伝えることができて嬉しく思います。
現在、奨学生は2名で、両名とも生活態度が良く、勉学に励み、学校内での様々な活動の手助けをとても良くしてくれて、他の生徒のお手本となっています。この2名が願っていること、それは中学の3年間が終了した後も勉強を続けたいということです。1名は高校3年まで勉強を続けたいと思っており、もう1名は職業訓練学校(3年制)で学びたいと願っています。2名とも明るい未来に期待をよせて頑張っています。彼らはより質の高い教育を受けて卒業し、ムクダハン県内で就職し、サービス関係の仕事や管理業務関係の仕事に就きたいと考えています。
本校はムクダハン県ワーンヤイ郡に所在し、幹線道路から約3~4㎞、県庁舎からは約15㎞の場所にあります。長年、民際センターを通じて支援を頂いています。全校生徒数は178名で、貧しい家庭環境の子どもたちがとても多いです。両親の多くは農業を営むか、小作人として生計を立てています。また、幾つかの家庭では両親が県外に働きに出なければならず、子どもは祖父母と生活することになりますが、その生活は簡単なものではありません。多くの生徒はよく勉強をしていますが、やはり経済的な余裕がありません。学校としては、より援助が必要な子どもに奨学金を提供することを考えつつ、しっかり管理しながら役立てていきたいと思います。
本校の教師及び関係者たち皆が、私どもの生徒を支援してくださいました皆様に、とても感謝しております。まだまだ支援を必要とする生徒が沢山おりますので、どうか引き続き奨学金の支援を頂ければと願っています。私たちは、皆様のご親切をずっと忘れませんし、教師たちは奨学生たちの面倒をよく見て教育訓練をして、生徒が健やかに成長していけるよう指導していきます。
バーンカームポン学校
タイの締切は3月31日です。