今日はこどもの日。あなたはどんな思い出がありますか?
こどもの日をきっかけに、1人のアジアの子どもの教育里親になって、未来に続く思い出を作ってみませんか?
5月5日は端午の節句の日。元々中国が起源の行事ですが、奈良時代から日本でも風習化し、日本独自の鯉のぼり、五月人形、柏餅と粽、しょうぶ湯などの習わしも織り込まれ、現代の形になりました。祝日になったのは戦後のことで、祝日法には「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」とあります。
こどもの日の有無、日程は、国によって違います。6月1日の国際こどもの日(International Children’s Day)、11月20日の世界こどもの日(Universal Children’s Day)、その他の日をこどもの日としている国があります。民際センターの支援対象国のカンボジア、ラオス、ベトナムは6月1日がこどもの日で、日本・タイ・ミャンマーは独自に決まっています。なお、アメリカ、イギリス、フランスにはこどもの日はありません。
カンボジアの国際こどもの日には、全国で支援が必要な子どもたちに基本的な必需品を提供し、人身売買、搾取、犯罪、重労働、虐待などから子どもたちを保護する目的があります。意識を高める啓蒙の日であり、式典は各学校主催で行われます。
ラオスでは、今日の子どもたちが未来の国を築くことを認識し、毎年それを祝って植樹を行い自然の大切さも共に学びます。国の祝日にはなっていませんが、全国の学校は休日になります。こどもの日の前日には学校でお祝いの行事を行います。教師は特別な日として、カラフルな風船で教室を飾り、生徒たちのためにさまざまな活動を企画します。伝統的な歌やダンス、ゲームや競技を行い、さらに、子どもたちに袋にいっぱいのお菓子を特別にプレゼントします。ラオスの子どもにとって、一年の中で最高の日の一つであると言われています。
日本のこどもの日は、家族でお祝いすることが多いですが、民際センターの支援対象の国々では学校教育の一環としてお祝いすることが多いです。ダルニ―奨学金を受ける生徒たちの家庭は経済的に貧しく、家庭環境に恵まれないという状況があります。そういった子どもたちも、教育を受ける機会さえあれば、子どもの日の恩恵に与ることができるのです。
今年のこどもの日をきっかけに、カンボジア、ラオス、ベトナムの中学生の一人の教育里親になって、2020年の5月5日のことを、毎年思い出しませんか?10年後には中1の生徒は20歳を超え大人になり、オンラインシステムなどで簡単に対話ができる日が来るかもしれません。共にこの激動の2020年を乗り越えて語り合える時を想像してみてください。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。