ラオス奨学生の言葉から伝わる教育の大切さ。
ラオスでダルニー奨学金を受け始めた子どもたちから、感謝の言葉が届きました。
その言葉から、いかに教育が大切であり、人生を変えるものであるかが伝わってきます。
【 ブアクハイ フォネッタ (中学1年生)】
ブアクハイ フォネッタは貧しい家庭に生まれました。両親は2人とも労働者ですが、1ヶ月におよそ1,000,000キープのお金、つまり約1万円のお金しか稼げません。収入が少ないために、彼女が学校で必要となる学用品や制服をそろえることが家計の負担となっており、学校に行き始めはしたものの中途退学の心配がありました。
しかし、奨学金の支援を受けることができ、両親は彼女の就学の不安がなくなりました。彼女は現在中学1年生で成績も優秀です。そして彼女には教師になりたいという夢があります。なぜなら教育こそが家族を貧しさから救う助けになると信じているからです。
”バンソン中学校の奨学生たちに代わって、支援者の皆様にお礼を伝えます。奨学生はみんな、学校で頑張っています。自分自身の、そして家族、地域の夢を叶えるために頑張っていますが、それと同時に、教育のチャンスを与えてくれた支援者様のために頑張りたいと強く思っています。”
【 カイ サンシン(中学1年生) 】 左から2番目
カイ サンシンは2020年度に奨学金を受け、たいへん感謝しています。彼は学ぶ意欲があり、しっかり学校に通い優秀な成績を修めています。彼はこのように言います。“支援者様、あなたが奨学金をくださったことにより、私は教育の機会を得ました。自分と家族のよりよき人生を望んでいた私には、たいへん貴重なものです。人にはチャンスが必要で、あなたがそのチャンスを私に与えてくれました。学校に通うことができ学ぶ中で、全てが私の糧になっています。私が日々精一杯勉強をして得られる知識は、とても価値があるものです。”
カイはカムアン県のナカイ郡バンダン村に住む10歳です(ラオスでは、先生や教育委員会の判断で早く中学校に入学するケースもあります)。3人兄弟の長男で、両親が仕事で出かける時は下の子どもたちの世話と、掃除や料理など家事もしています。彼の家族は村の中でも特に貧しい家庭の一つで、両親は農地を持たない労働者で、収入は1ヶ月1,000,000キープ、約1万円にも届かない状況にあります。カイは学校が休みになると、父について他の村へ仕事にも出かけます。
そんな貧しい生活の中でも、彼は決して勉強を続けることをあきらめません。
なぜなら、教育がよりよい生活や成功をもたらすと信じているからです。
ラオスにはまだまだ学校に行きたくても行けない子どもたちがいます。
ぜひラオスという国に目を向け、あなたも1対1で子どもたちの人生をサポートしてみませんか。
その子どもたちがこれからのラオスを作っていきます。平和な国を作っていくためにも教育が必要です。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。