タイ奨学生 ピチャヤくんから届いたお礼の手紙
僕の名前はピチャヤ・ポンニコーン。ムクダハン県バーンギウ中学校の1年生です。家族は、祖父母、義父と母、僕と弟の6人です。
僕の実の父と母が離婚したのは僕が小学生の頃で、それ以来僕はムクダハン県の祖父母のもとで生活していました。バンコクに働きに出た母は、家族の生活を支えるため、また僕が学校に通うため、たくさん働かなければなりませんでした。その後、母は再婚し義父と共に出稼ぎから帰って来て、今は外に働きには行かずに家事や子育てをしています。生活費のため、義父はまた一人でバンコクに出稼ぎに行っています。
今僕にできることは、できるだけ節約に努めること。学校に持っていけるお金は一日に10バーツ。時には何にも使わずに、貯めておきます。また家での手伝いとして、弟の面倒を見たり、祖父が飼っている牛の世話をしています。学校の先生から、ダルニー奨学金の奨学生に選ばれたと聞いた時はとてもうれしかったです。
僕にとって、日本の支援者様から奨学金を受けられることは夢のようです。できる限りずっと先まで学校に通いたいと思っているので、大切に大切に使わせてもらいます。そして将来は自動車整備工になって十分な収入を得て、家族を助けたいと思っています。
最後に、僕に手を差しのべて下さった支援者様に、心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございます。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。