タイの小学6年生テラジの生活
テラジ インタシット オ フィルムは12歳の男の子で、タイの東北部シーサケット州ヤンチュムノイ地区の学校に通う小学校6年生です。
両親は農家を営んでいますが、農業を続けるために借金を背負っています。一家はトタンでできた小さな家で生活をしています。米作りが主な収入源ですが、昨年は気候変動や害虫、コロナの影響で経済的に打撃を受けました。母親は少しでも家計を支えるために、農業以外に村の寝たきりの人々の世話をする仕事もしています。
テラジは毎朝早く起き、登校前に両親を手伝い、飼っている牛を草地に連れていきます。放課後はまっすぐ帰って来て、母親の家事の手伝いや父親の牛を連れ戻す手伝いをします。米の収穫時期の週末には、米やもみ殻を運ぶ手伝いをします。
テラジは、創造性や発明力を伸ばすと思われる芸術や理科、テクノロジーについて学ぶのが大好きで、日常生活の中でも、周りにあるものを使って実験をすることが大好きです。好きなスポーツはサッカーとセパタクローです。自由時間には、友だちと音楽や運動をして遊ぶことが大好きです。
彼の夢は善良な人々を守り、悪い人々を逮捕する警察官になることです。成功するためには、勤勉で忍耐強く正直でつつましくあることが重要だと思っています。両親の経済的負担を減らすため、そして卒業後、警察士官学校に入学するという夢を実現させるため、2021年度のダルニー奨学金に応募しました。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。
タイの締切は3月20日です。