陸軍士官学校進学を夢見て タイ
ナッタポール グブカイ(12歳)はウボンラチャタニー州のバンラオソック⼩学校の6年⽣です。両親は農地を借りて⽶作りを⾏い、⽉1,000バーツ(⽇本円で約3,500円)ほどの収⼊を得ています。家族で暮らす⼩さな家は、⽵やベニヤ板でできていて、非常に貧しい⽣活をしています。両親の収⼊だけでは2⼈の⼦どもたちに充分な教育を受けさせることは出来ません。
彼は⽇々、床掃除、⽫洗い、⽔汲みなどできる限り両親の⼿伝いをしています。また、学校では⼤変優秀な⽣徒で、勉強はもちろん先⽣の⼿伝いもよく⾏っています。放課後は、友だちとスポーツをすることが⼤好きです。週末には家の⼿伝いだけではなく、宿題や復習、⽗の仕事の⼿伝いもします。
ナッタポールは算数と国語が⼤好きで、趣味はサッカーです。彼の夢は国を守る兵⼠となって、両親を経済的に⽀えることです。陸軍⼠官学校(大学レベル)に進学するためには、まず陸軍士官学校予科(高校レベル)で優秀な成績を修めなければなりません。そして、その予科に進学するためには、まず中学校を卒業する必要があるため、今回ダルニー奨学⾦の⽀援を希望しました。家族4⼈で⽣活することさえ厳しい状況にあるので、彼はまず中学校に通い続けることができるかをとても⼼配しています。願わくば陸軍⼠官学校に通いたいと思っていますが、少なくとも奨学⾦を得てまず中学校を卒業しない限り、それは実現しません。もしも将来⼤学に⾏くことができるなら、それはとても幸運で、感謝すべきことだと思います。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。
タイの締切は3月20日です。