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6月 2021

(特集) ラオスからの手紙ー1

悲しみを越えて出会った支援者、そしてその間に生まれた絆

ラオスの奨学生から支援者様に宛てたお手紙を今回から3回にわたりお届けします。初回は、奨学生ダムが支援者(今中 欣司様)にお手紙を書き、心優しいお返事をいただいたお話をご紹介します。

ダムは、中学校3年生。ラオス南部サラワーン県で叔母、叔父、そして年下のいとこ2人と暮らしています。両親は何年も前に病気で亡くなりました。1人ぼっちになった彼女を母の妹である叔母が引き取り、面倒を見ています。叔母はダムが通っている中学校の教師をしており、いとこでもある自分の子どもたちと分け隔てなくダムを愛し、育てています。ダムは、毎日、いとこと一緒に、食事を作り、部屋の掃除、洗濯、農作業も手伝います。その様な毎日を送る彼女はとても明るい性格で、いつも前向きです。学校の成績は優秀で、ラオスの民族舞踊、バレーボールとお絵描きが得意です。

叔母さんと

教室で(先生(叔母さん)の左下がダム)

今中 欣司 様へ

こんにちは。初めまして。私は、今中様のおかげで中学校に通うことができ、とても幸せです。ご支援いただき、本当にありがとうございます。私は、小さいころに両親を亡くし1人になりましたが、今は叔母家族の元で暮らしています。叔母やその家族に経済的な心配をさせずに教育を受けることができて私は本当に嬉しいです。学校はとても楽しく、知識を身に付けることは長い人生の中でとても重要なことだと思っています。中学校では、一生懸命勉強し、家族が自分のことを誇りに思ってくれるような人間になりたいと思っています。今中様には心から感謝しています。

ダム・カンサボーン

 

ダム・カンサボーンさん

ご丁寧なメッセージありがとうございます。私もお役に立てて嬉しいです。
ご両親は他界されていると伺い、お寂しいことやつらいこともあるかもしれませんが、ご家族やお友だちと、仲良くして頑張ればきっとあなたの希望は叶うと思います。
遠い日本よりあなたの健やかな成長をお祈りしております。

今中 欣司

 

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

ラオスの締切7月20日です。

ダルニー奨学金について詳しくはこちらボタン

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