今こそ衛生環境の改善にご協力をお願いします~カンボジアに清潔なトイレを~
新型コロナウィルスの蔓延により、手洗いやうがいなどの感染症予防が見直されている現在。日本の公衆衛生は世界でも屈指のレベルの高さですが、民際センターが支援している東南アジア5か国はまだ厳しい状況が続いています。
特にカンボジアの学校では生徒数に対してトイレの数が圧倒的に不足していたり、老朽化により壊れやすくなったりと問題視されています。そうした環境を改善するトイレ建設プロジェクトの力を必要としている学校からレポートが届きました。
プレアヴィヒア県サンクムスメイ郡にあるサンクムスメイ高等学校。生徒数482名、教師20名に対し、トイレはわずか2つしかありません。休み時間になると生徒がトイレの前に列を作り、時には学校近くの民家で借りて用を足します。学校外に出てしまうと、授業開始までに戻ってくることができない場合もあり、生徒の学習意欲に影響を与えてしまいます。
また、定期的なメンテナンスをしてもすぐに故障してしまい、特に女子生徒や女性教師は学校が終わるまでトイレに行くことを我慢してしまいます。場合によっては、トイレを我慢するために水分補給を少なくすることもあり、脱水症状や膀胱炎、腎臓疾患を引き起こす原因となってしまいます。
現在ご支援を募っているクラウドファンディングが目標金額を達成すると、このサンクムスメイ高等学校へトイレが寄贈される予定になっています。
衛生管理の大切さが実感されている今、カンボジアの学校に清潔なトイレを設置できるよう皆様からのご支援お待ちしております。
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