タイの奨学生候補 家族の負担を減らして学び続けたい
タイに暮らす小学6年生のチャワナンが、奨学金を申請する理由について語ってくれました。
両親の離婚とパンデミックで生活が一変
こんにちは。私の名前はチャワナン・スリマネーといい、タッカテーンというニックネームで呼ばれている12歳です。ムックダーハーン県の小学校6年で学んでいます。私は長女で、下に妹と弟がいます。両親が離婚し、現在はおじ・おばと一緒に暮らしています。母は、私が幼稚園2年目のときに仕事を探しに他県へ引っ越し、私たちきょうだいはおじとおばの元へ残されました。
母はおじたちへ養育費を送ってくれていましたが、現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、収入が減ったために送金のない日が続いています。そのため、今私たちの教育にかかる負担はすべて、おじとおばに重くのしかかっています。二人は畑を耕しながら生計を立てていますが、その少ない収入は、家族を養い、私たちの学費をまかなうにはとても足りません。
増える家族の負担に、12歳の私ができること
おじたちの負担が少しでも減るように、平日は学校が終わると毎日お皿洗い、家の掃除、料理を手伝っています。休日には収入を増やそうと、米の収穫をしたり米袋を運んだり、キャッサバ芋を収穫して働きます。
警察官になって、おじさんとおばさんに恩返しがしたい
好きな科目は算数で、特に計算練習が楽しいです。大人になったら警察官になるのが夢で、世の中の人を助けたいと思っています。そして安定した収入を得て、私たちの面倒を見てくれているおじとおばに、どうしても恩返しがしたいのです。
そのために私は今、中学校へ行けるようダルニー奨学金の申請をしています。私の学費にかかる家族への負担を少しでも減らすためです。もしも奨学金をいただくことができたら、さまざまな学用品を買うために使いたいと思っています。どうかこんな私に、学ぶチャンスをいただけないでしょうか。ご支援をよろしくお願いします。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。皆様からのご支援、お待ちしております。