キッチンハリーナ(京都)に、奨学金募金箱が設置されました!
今年で創業10周年を迎えた「キッチンハリーナ」(京都左京区)が、奨学金募金箱を設置してくださることになりました。
<安全な食材を使った家庭料理が自慢の「キッチンハリーナ」の入口右手の棚の上に、募金箱を設置して頂いています!>
もともと主婦だった佐藤さんは、農業や環境問題に関心を持つようになり生協に加入。
同時に、心臓病の子どもと健常児の共同保育所での給食作りのボランティアに関わりながら、自然食レストランのバイトもするようになりました。
そんな佐藤さんが起業を決意する原動力になったのは、生協主催のスタディツアーでフィリピン・ネグロス島に行った時の「目から鱗がおちたような体験」。
<途上国へのスタディツアー体験が原動力となり、社会的起業をしたキッチンハリーナの店主・佐藤さん>
「生協活動で追い求めていた、安心・安全なもの。それは作る人が本当に豊かになるのか。自分の家族が安全であればいいのか。お金と知識さえあれば選択できる安全とは。オーガニックやフェアトレードをブランドのように信奉することは安易すぎるのではないか。不均等な世界の経済構造の中でも、人任せにせず、自分を表現する場を作りたい」という思いで、2003年6月にキッチンハリーナを起業しました。
「ハリーナ」とは、フィリピン語で「おいでよ」という意味。
お店で使う食材は、無農薬野菜、遺伝子組み換えの原材料不使用の調味料、無添加の化学調味料です。
作り手の顔が見える安全な食材を心と時間をかけて調理し、お客さまに提供することにこだわっている佐藤さんは、これらの積み重ねで、私たち自身の健康を取り戻し、地球の負担を減らし、世界の貧富格差の解消につながっていくと信じています。
<料理に使う無農薬野菜や調味料、フェアトレード商品を販売しているので、食後これらの商品を購入するお客さんも!>
メニューは和食・洋食・デザートと実に豊富で、写真を見てると全部食べてみたくなります!
フェアトレードのバラゴンバナナで作ったシフォンケーキも絶品です!
<ある日のランチセット。干し貝柱を使ったメインディッシュに、副菜は京のおばんざい!>
世界経済や流通システムの歪みのために、途上国で貧困に苦しむ立場の弱い人びとが正当な報酬を受け、自立できるようにと切に願う佐藤さんが心を込めて選んだフェアトレード(公正な貿易)商品。
<ハリーナ店内。環境や体に優しい洗剤やシャンプーなども販売中!>
ハリーナのお客さんは、近所の住人や子ども連れの家族もいれば、食の安全や農業や環境問題に関心を持つ方がたなど実にさまざまです。
店内で、「歌声喫茶」、「沖縄・慰霊の日をシェアするひととき」、「映画上映会」なども開催されますが、他団体のイベントチラシも設置されています。
<注文した料理を待つ間に、さまざまなイベントチラシなどを見て、気に入ったものは持ち帰り可能!>
<さまざまなジャンルの本(童話やフェアトレード本も)を店内で読むことができ、貸し出しも行っています。>
店内で募金箱設置を即決してくれた理由を、途上国の貧困問題解決に少しでも貢献したいからと答える佐藤さん。
民際センターのホームページで、書き損じハガキ収集でも奨学金支援ができると知り、「店内でハガキも収集します」を申し出てくださいました。
<お役立ち情報の宝庫、ハリーナToiletに設置された、手作りの書き損じはがき収集箱!>
京福電鉄叡山線「元田中」下車、徒歩5分、もしくは、京阪・出町柳駅から徒歩15分という便利なロケーションの「キッチンハリーナ」
<カワイイ看板と緑のひさしが、キッチンハリーナの目印>
京都・左京区で、安全な食材を使った家庭料理&フェアトレード商品のレストラン、といったら、「キッチンハリーナ」です。
京都人も観光客も、是非お越しください。
お帰りの際は、奨学金募金箱に、お釣り(の一部)やあなたのお気持をご寄付頂ければ幸いです。
そして、家の引き出しに眠っている書き損じハガキや未使用テレカなどもご持参ください。