【限定70口】ミャンマー奨学金を募集中です!!!
民際センターでは、ミャンマーの経済的に恵まれない中学生を対象とした奨学金の提供を行っています。
ご支援いただく金額は、1ヶ月あたり1,200円となり、支援者は1対1で奨学生を支援できます。
2014年6月入学分は、70口限定で支援者を募集!
ミャンマーの貧困を解決し、民主化を進める原動力となるこの教育支援の趣旨にご賛同・ご協力いただける方を広く募集いたします!!!
日本の『民』が率先してミャンマーの教育支援を開始する最高の機会が到来したと思います。
経済発展から取り残されたミャンマーは今まさに飛躍する変革時期にあります。
ミャンマーにとっても戦略的意図がない日本への期待、日本にとっても友好国としての期待、相互にとってWin-Winの関係を構築できるのではないでしょうか?
一人の日本人が一人のミャンマーの中学生を1ヶ月あたり1,200円の奨学金で4年間継続し、提供することは、一人一人の「絆」を確実なものにします。
その中学生は日本人の「○○さんからの奨学金」を一生忘れないでしょう。
<ミャンマー奨学金概要>
■支援対象:ヤンゴン管区内のティラワ経済特区に隣接するタンリン郡区とチャウタン郡区の中学校に進学する貧しい家庭の生徒
■支援数:2014年6月入学分 限定70口
■支援金額:生徒一人あたり1年間14,400円(1ヶ月あたり1,200円)
2014年6月入学の生徒の奨学金は限定で70口を募集しています。
<奨学金申請中の子ども>
ヘインニットピン村のマウンエミンソ君(12歳)と、マオハマーチンちゃん(11歳)は今年6年生。
2人の両親はどちらとも農作業の日雇い労働者で、子どもを学校に送ることに経済的な困難です。
お姉さんのマエイミチンちゃんは5年生の時に学校を止めて、靴工場ではたらかないといけなくなりました。
2人の家は村の外れにあるので、学校に通うには徒歩で2つも橋を越えなければなりません。
彼らは経済的に貧しい中、一生懸命勉強を続け、いくつか賞を取り、成績もクラスでトップ。
その結果、2012年~2013年の間奨学金を受けることになりました。
「お姉さんが学校を止めて働いてくれたおかげで、ここまでなんとかやってこられました。奨学金を受けられるようになりこれからの勉強への意欲がわいてきました。支援してくださった方にとても感謝しています。しかし今後、家族を支える為に私達も働くとこになってしまうのが不安です」
<ミャンマーについて>
1962年にネ・ウィン将軍率いる軍事クーデターが発生し、その後は「ビルマ式社会主義」を標榜して鎖国に近い状態が長く続いた。
その間国内各地で独立や自治を求める少数民族との戦闘が続き、自由や民主化を求める暴動も度々起こり経済も低迷したが、豊かな自然に恵まれた美しい国土を持ち、穏やかで親切な人々が暮らすこの国は、テイン・セイン大統領の元、大きな転機を迎えつつある。
■基本情報
面積:68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
人口:6,242万人(2011年,IMF推定値)
GDP:702ドル(2010年度,IMF推定)
■支援地域状況
支援地域のティワラ経済特区(SEZ)はヤンゴンから南東23キロに位置する。同地区の面積は約2400ヘクタール(東京ドーム500個分)。
日本とミャンマーが共同で開発する覚書を交わし、今後、日本企業の進出が予想されるが、電力、上下水道、情報通信などのインフラ整備は進んでいない。
経済発展が急ピッチで進む一方、その周辺には貧困状態から抜け出せない農民も少なくない。
■教育事情
基礎教育と高等教育からなり、基礎教育は小学校5年間、中学校4年間、高等学校2年間および各種職業学校である。
高等教育機関は短期大学と大学である。各学校はすべて政府の統括下にあり、教育方針や教育課程などは教育省が管轄している。
政府は1980年代から初等教育の充実に力を入れており、小学校数は31,496(1989年)から36,155(2009年)まで増加し、小学校の就学率も91%(1999-2000)から96.56%(2004-2005)に改善している。
しかし、中学就学率は男子49%、女子50%と低い(ユニセフ:2007-2010)。
その理由の一つとして、中学校の授業料は無料だが、様々な名目で費用がかかるからである。
例えば、課外諸活動費(図書室利用、コンピュータ利用、PTA会合など)として10.58ドルかかる。制服やそれ以外の学用品も購入しなければならない。
さらに、中学が遠い場合は自転車を必要とし、毎日のお弁当代もかかる。
こうした負担ゆえ、中学就学を諦める子どもが多い。