タイの奨学生候補 奨学金は夢につながる第一歩
タイに暮らす12歳のプーミン君。勉強もお手伝いも頑張る彼が、2022年度のダルニー奨学金を申請した理由と、現在の暮らしについて語ってくれました。
みんなから愛される優等生
こんにちは。僕はプーミン・テサナといい、コーンケーン県バーンファイ郡に住む⼩学6年⽣です。家は貧しく、両親と祖⽗⺟、姉と僕の6⼈家族です。両親は農業と日雇い労働で生計を立てていますが、収入は不安定です。祖⽗⺟はすでに⾼齢のため、以前のように働けません。だから家事まわりでできることはすべて⼿伝うようにしています。両親が農作業から帰ってくる頃までに、家の掃除や⽫洗い、炊飯などをしています。
先⽣が次のように話してくださいました。「プーミン君は勉強を⾮常に頑張っています。わからない問題があれば先⽣にすすんで質問しますし、⽇頃の⾏いも良く、元気で明るい。そして謙虚で話好きでもあり、友⼈たちから愛されています。学校ではいつも先⽣の⽤事を⼿伝い、演劇⾏事や特
別活動など、学校の様々な活動に参加しています。彼は友⼈グループの中ではずっとリーダーでしたが、クラスのリーダーとしても選ばれ、毎朝国歌を歌う時間には国旗を掲げる役を務めています。」
夢までの長い道のりに向かって
僕は算数の勉強が好きです。計算をしたり問題を解いたりするのが楽しいからです。⼤⼈になったら先⽣になるという夢があります。⼦どもたちを教えて、たくさんの知識を⾝につけてもらいたいからです。そのために奨学⾦を受給して、学⽤品の購⼊などの教育費をカバーし、両親の負担を減らしたいと思っています。
もし可能であれば、大学まで勉強し続けたいと思っています。将来、家族を養い、⽣計を⽴てていくのに必要な教養を得るためです。でも、そのゴールにたどり着くまでの道のりがどれほど遠いのかはわかりません。これまで僕と姉の教育を⽀えるために⾝を粉にして働かなければならなかった両親に、申し訳なく思っています。
最後になりますが、もし奨学⾦でご⽀援をしてくださる⽅がいたら、そのご厚意に報いるためにも、勉強に専念し、両親と先⽣の⾔うことをよく聞き、そして教育費として奨学⾦を最⼤限有効に使わせていただくことを約束します。
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「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。皆様からのご支援、お待ちしております。