夢のために支援を待つ、ラオスの奨学生候補
現在小学校5年生のデス・シハラ君。ラオスは小学校が5年間、中学校が4年間のため9月から中学生になります。
厳しい経済状況
シハラ君の両親は幼いころに亡くなっており、今は72歳の祖父と、兄弟たちと暮らしています。祖父は以前農業をしていましたが、高齢になったため現在は市場でナイフなどの金物を売って生計を立てています。シハラ君は4人兄弟の長男で、祖父が働いている間は彼が弟たちの面倒を見ています。休日や週末も友達と遊ぶことはせず、生活費や薬などを買う足しになるように働いています。
夢を叶えるために
生活は貧しく困難なものですが、シハラ君は学校を休んだことはありません。一生懸命勉強し、警察官になる夢を叶えるためです。しかし、道は険しく、奨学金の支援なしには叶えることができません。どれだけ勉強を続けたくても、現在のシハラ君一家の経済状況ではいつ退学の選択を迫られるかわからないためです。
夢を叶えたい一心で、シハラ君は今回ダルニー奨学金制度へ応募しました。心優しい支援があることを願い、彼は話します。
「もしも奨学金のご支援をいただければ、こんなに嬉しいことはありません。奨学生になったら、一生懸命勉強して夢を叶えるための努力を惜しまないと約束します。」
シハラ君のように、夢のため勉強を続けたくても、経済的な事情から退学の危機に瀕している子どもたちがいます。そうした子どもたちを1人でも救うために、今こそダルニー奨学金の力が必要です。
「ダルニー奨学金」は、支援者1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。