大好きなラオ語をもっと学びたい
ラオスで中学校進学を控えた小学5年生の少女、ブアパンさん。中学校に進学したいけれど、家は貧しく、これから小学校入学を予定しているきょうだいたちもいます。担任の先生と一緒に、学び続ける方法を探しています。
ブアパン ケオパセードさんは11歳。現在、カムアン県の小さな村にある小学校で学んでいます。ブアパンさんは両親と暮らしており、5人きょうだいです。彼女は長女ですが、他のきょうだいは皆まだ幼いため、学校で勉強しているのは彼女だけです。家は非常に貧しく、主な収入を農業に頼っており、なんとか暮らしていける分の食料しかありません。両親は農業以外にも仕事をして生活に必要なお金を稼ぎ、そのうちいくらかは非常時の貯えとしてとっておきます。
家の前にて
ブアパンさんの担任の先生が話してくれました。「彼女は勉強が大好きですが、小学校卒業後、どうやって勉強を続けていくか方法を探さなくてはなりません。EDF(民際センター)への奨学金の申請が必要となるでしょう。彼女は将来、ラオスの経済を支えていきたいと考えています。両親を貧困から救い出し、常に模範的な生徒でありたいと願っています。」
学校で勉強するブアパンさん(前列右)
学校がないときには、庭仕事がないか近隣の家を1軒ずつ聞いて回りますが、その仕事は1日に30,000キープ(約270円)ほどにしかなりません。そして庭仕事が見つからない日は森で筍や野菜を採り、市場へ売りに行きます。稼いだお金は学用品の支払いに充てることができます。ブアパンさんはラオ語の勉強が楽しくて、中学・高校でもずっと学び続けられたらと願っています。
ブアパンさんのように兄弟姉妹が多く貧しい境遇にある生徒たちは、親の仕事を手伝い、家計を支えるためにやむを得ず中途退学することが珍しくありません。「学び続けたい」という意志と中学校就学を叶えるため、ダルニー奨学金支援のご検討をぜひお願いいたします。
ラオスの奨学金の締切は7月20日です。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。