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10月 2022

学生団体SWITCH カンボジアスタディーツアー(2022年)報告

2009年に創設され、”1人でも多くの人に切り替わるきっかけを届け、社会を活気づける波をおこす”というミッションを掲げ活動する学生団体SWITCH。これまでも1,000人規模の「大運動会 Charity Sports Festival」を毎年9月に開催し、学生同士の繋がりを深めると共に、必要経費を除く参加費の全額を民際センターへご寄付いただき、カンボジアの子どもたちへのダルニー奨学金としてご支援をいただいています。コロナ禍で数年間延期となっていたスタディーツアーですが、今年の8月に遂に実施され、学生の皆さんがカンボジアに行って来られました。その感想が届きましたのでご紹介します。

S.M さん
私にとって今回のスタディーツアーが初めて海外に行くという経験でした。結論から言うと初めての海外がカンボジアで良かったと心から思っています。日本とは異なる文化、生活を沢山経験しました。しかし、中でもやはり印象深いのは村にいた3日間です。民際センターさんのご支援もあり、村の子どもたちと触れ合ったり、学校でヒアリングしたりと楽しい思い出だけでなく、考えさせられる時間も多くとても有意義な時間になりました。ありがとうございます。

T.Nさん
ポルポトについて学んだこと、村での生活、観光、全てが刺激的で学びのある、そしてカンボジアの人々の温かさを感じる日々でした。正直先輩方からの話を聞くと、村は日本での生活に慣れた自分にとってとても毎日住める環境ではないと思っていました。しかし、子どもたちの笑顔やホストファミリーなど周りの方の優しさに触れ、帰る日には「ここに住める」とまで思いました。ヒアリングや見学を振り返り、カンボジアの人たちにとって一番いい支援が何かということにしっかり向き合っていこうと思います。

Y.Tさん
住んでいるところも何もかもが日本と違い、新鮮でした。カンボジアの方々は私たちを温かく迎えてくださり、本当に充実して学びある11日間が過ごせました。私たちができることは微力ではありますが、カンボジアに何ができるか、精一杯考えていこうと思っています。「心の豊かさ」について考えさせられ、お金だけではなく心の充実感とは何なのかを実感したスタディーツアーでした。民際センターの皆様、ありがとうございました。

A.Tさん
私はこのスタディーツアーで色々な感情になりました。スタディーツアーに行くまで、カンボジアは貧しく苦しい生活を送っている人が沢山いるというマイナスのイメージを抱いていました。しかし、実際訪れてみると、私たちを温かく迎え入れてくれるホストファミリーや、貧しくてもキラキラした笑顔で駆け寄ってきてくれる子どもたちがいて、マイナスだけのイメージは間違っていたと思いました。ヒアリングを通して、子どもたちの現状や先生方の思いを聞いて、私たち学生にはどうすることも出来ない問題もあり、もどかしさを感じることもありました。その中でも私たち学生ができる支援は何なのか、学生だからできる支援は何なのか、それをしっかりと考え、これからも支援を続けていきたいと思いました。

H.Tさん
3年間団体として行けていなかったカンボジアの地で感じたのは、貧困であるとかかわいそうとかとは全く違う本物の幸せでした。見ず知らずの外国人である僕たちを、子どもたちはじめ村の人たちが温かく迎え入れてくれました。僕にとってカンボジアという国は幸せを感じられる国です。ヒアリングを進めていくなかで感じたのは、支援に頼らざるを得ない国の教育システムを知ってもどかしい気持ちになりました。また、オンラインが想像していたより発展していることを知りました。これからも、自分たちにできる支援は何かを考え続けていきます。欲を言うなら、子どもたちが目指す先である大学生にも話を聞いてみたかったです。今回自分たちに関わってくれた全ての子どもたちの未来が明るいことを祈っています。

H.Eさん
現地に行ってから、豊かさという言葉について考えるようになりました。カンボジアの人たちは自分達より経済的には豊かでないけど、それ以上の心の豊かさがありました。日本は経済的に豊かなのに下を向いているのに対してカンボジアではみんなが明るく優しいのが印象的でした。みんなの素直さや学生たちの謙虚さ、お菓子やお土産をくれたり、お話しして親切にしてくれた人たちのことを忘れられません。あの子たちが喜ぶこともそうだけど、それ以上にあの子たちのためになって、村に貢献できる支援がしたいと思うようになりました。

学生団体SWITCH

今回届きました学生たちの感想を読み、とても感動しました。学生時代に社会貢献に関わり、実際その支援先を訪れ現地の人々に会い、自分たちの支援が役に立っていることを肌で感じることができたことは、とても素晴らしい国際協力体験だと思います。ぜひこれから社会に出ていく皆さんがカンボジアで感じたことを胸に、よりよき世界になるように考えて様々な分野で活躍して欲しいと思いました。民際センターでは、ダルニー奨学金の支援団体様にはこのようなスタディーツアーの受け入れも行っております。もしご希望がありましたら、民際センターまでご相談ください。

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

ダルニー奨学金について詳しくはこちらボタン

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