【終了しました】タイ緊急支援のお願い – Save the Dropout Students 2023 Thailand –
御礼
皆様からの暖かいご支援により、Save the Dropout Students (中途退学阻止)キャンペーンに対して、合計148口のご支援を頂きました。子どもたち、その家族、ダルニー奨学金担当教師に成り代わり、また職員一同心より御礼申し上げます。下記の120名に加えて同じ境遇の28名の同じ境遇の生徒たちに対しても、中学校退学阻止キャンペーンとして、奨学金の手続きを実施し、総勢148名が進級できるように手続きを開始いたします。
皆様から、このような暖かいご支援をいただき心温まる思いと感謝でいっぱいです。誠にありがとうございました。余寒はまだまだ続きそうです。皆様もどうぞご自愛ください。そして皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- Save the Dropout Students – 残り1年の中学校を、卒業することができない120人を助けて下さい!
経済発展の続いたタイですが、首都バンコクの「光」とは裏腹に、タイ東北地方の農村の「陰」は一層厳しさを増しております。民際センターが支援する地域でも、中学進学はできても、経済的な問題や家族の問題などで、中途退学をせざるを得ない生徒が各学校に必ず毎年出てしまいます。
今年も、タイの各中学校のダルニー奨学金担当の先生からSOSのシグナルが、民際センターのタイ事業所に寄せられました。ロシアのウクライナ侵攻などの世界情勢の変化により、エネルギーの高騰など経済への影響は大きく、農村地域や貧困地域においては、経済的な助けを必要としている生徒の数が増えています。
中学2年まで教育を受けることができた120人の生徒たちが、家庭環境の変化などで、最終学年の3年に進級・卒業することが極めて厳しい状況に直面しているとの報告がタイ事業所よりありました。生徒によって事情は違いますが、親からの仕送りが止まったり、両親が離婚して母親の収入だけになったり様々です。もし民際センターを通して奨学金を受け取ることが出来れば、彼らはあと1年継続して学ぶことができ、卒業を迎えることができます。先生は生徒に、”奨学金を提供してくれた日本人があなたを見守っているので、頑張って卒業まで勉強をしましょう!”と励ますことができます。また生徒も遠くから見守ってくれる人がいるという気持ちになり、逆境にめげず卒業まで勉学に励むことができます。
- 皆様からのあたたかいご支援が必要です
支援がなければこの子たちはこの春から学校に通うことができません。そして、このままで
は、その次の世代も貧しさから抜け出せないでしょう。中学卒業と中学中途退学では、将来、雲泥の差が出てしまいます。このたった1年、学校に通うことができれば、職業の幅そして人生の可能性を大きく広げることができます。貧困の連鎖を断ち切り、彼ら彼女らの将来に希望を与えるために、残りの1年間も学校に行かせて中学校を卒業させてあげたいと切に願っています。
是非とも、この120人の生徒たちのご支援をご一考くだされば幸いです
生徒とお手紙紹介(1):ポーンティップさん 14歳
こんにちは、私の名前はポーンティップです。年齢は14歳でニックネームはエーです。ノーンピンブンボックウィッタヤー学校の中学2年生です。現在は父方の祖父母と兄弟と暮らしていま す。両親は離婚しています。父は私たち兄弟のために出稼ぎに出なければならないので、たまにしか家にいません。家族は全部で6人で、父方の祖父母、父、私達3人きょうだいです。兄は高専の3年生で、弟は小学6年生です。
祖父母は高齢ですが、今も働いています。祖母はあまり体の具合がよくありません。糖尿病を患っています。物忘れも激しいです。体も丈夫ではありません。祖父の方も健康状態はあまりよくありません。それでも仕事に出ていますが、収入は多いとは言えません。私が手伝えることと言えば、皿洗いや掃除、洗濯です。たまに簡単な事務のアルバイトをすることもあります。父がくれるお金は祖母に渡し、生活費に充てたり貯金したりとやりくりしています。
将来私は医者になりたいです。祖父母や病気の人を助けることが出来るからです。支援が受けられるよう願っています。
生徒とお手紙紹介(2):ティーラワットくん 14歳
こんにちは、僕の名前はティーラワットです。年齢は14歳、ニックネームはコッパーです。ノーンピンブンボックウィッタヤー学校の中学1年生です。
現在は両親と兄、兄の奥さんと僕の5人で暮らしています。
両親は日雇い労働者で、家計を支えるために建設現場の仕事やサトウキビを収穫する仕事をしています。
小学生の時に、僕は事故に遭いました。サッカーのゴールが倒れてきたのです。ただ、運よく大事には至りませんでした。今は一生懸命勉強しています。家計ためや自分の学費のために両親の仕事を手伝う日もあります。家の中の仕事、例えば食事の支度や皿洗い、家の掃除など自分が出来ることを手伝うときもあります。両親からもらったお小遣いの中から、学校に行くのに一
日20バーツ(約80円)持って行き、余ったら貯金しています。
将来、僕は警察官になりたいです。警察官になれば村の安全と平和を守れるからです。両親も喜んでくれると思います。どうか僕に奨学金をいただけるようお願いします。
生徒とお手紙紹介(3):ワラーコーンくん 13歳
僕はワラーコーンです。年齢は13歳です。6人家族です。学費のために奨学金を希望しています。
僕の母は多額の借金があり、返済のために働かないといけません。父も家族にお金を送るために働いています。父は家族を養うためと、車のローン返済のために苦労して働いています。
両親とも、僕に会いに来る時間はあまりありません。叔母も毎日、僕の甥っ子の面倒を見なければならないので大変です。叔母のお手伝いをするのが僕の日課です。両親の助けになることはなんでもしたいです。僕を支援してくださる心優しい方に、感謝します。