HOPE奨学金候補生:語学を活かす仕事を目指して
2022年春から本格的にスタートしたHOPE奨学金(高校進学支援)。いよいよタイ・ミャンマーのHOPE奨学金の今年度の締め日が近づいてきました。現在、タイで暮らす中学校3年生のビームさんから、具体的な夢に向かって、まずは高校に進学したいという想いが綴られたメッセージと写真が届きました。日頃から熱心にアルバイトをしながら、デザインや語学に興味がある多才な彼女が、どのような想いで高校進学を望んでいるかをどうぞご覧ください。
こんにちは。私のニックネームはビームです。15歳で、シーサケート県にあるクーソートプラチャーサン学校の中学3年生です。家族は両親と姉、私の4人で、父は日雇い労働者として働き、母は家で畑仕事をしています。小さな高床式の木造の家に住んでいますが、嵐による豪雨の時には家の中にいると危険なので、軒下に避難しなければなりません。
中学1年生の頃から土日や祝日、学期ごとの休みを利用して美容室でアルバイトをしています。美容室に来るお客さんの人数によるので、収入は安定していませんが、アルバイトで収入を得ることで、もう一人の働き手として家族を助けることができることを誇らしく思っています。
私はコンピューターを使ってデザインをするのが得意で、学校の技能実習も受けたことがあります。その他に、外国語にもとても興味があり、将来は外国語のスキルを使った仕事がしたいです。なぜなら、将来タイに来る外国人観光客はさらに増えていくと思うからです。外国語ができれば、外国人とコミュニケーションを図ることができるし、通訳、翻訳、キャビンアテンダントやガイドの仕事にも役立つと思います。私の座右の銘は、「行動する前に諦めるよりも、100回の努力をせよ」です。成功や目標の達成は、必ず努力から生まれるものだと思っているからです。
もし私が高校進学のためにHOPE奨学金を受けることができたら、外国語のスキル向上のためにも使い、残りは将来さらに進学するために使いたいです。私は奨学金を、学業に最も役立つ形で使うことを約束します。
「HOPE奨学金」は、顔が見える、成長が見守れる高校生の奨学金制度です。
質の高い教育を、国の未来を担う高校生たちに提供したいという想いからスタートしました。
1日当たり100円、月々3,000円、年間36,000円の支援で、生徒が1年間高校に通うことができます。
皆様からのご支援、お待ちしております。