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5月 2023

日雇い労働で家計を手伝うラオスの奨学生候補

2023年に入り、過去23年間で最大のインフレ率を記録したラオス。物価が上がると、物を買うために人々はより多くのお金を払う必要があります。EDFラオス事業所からは、とりわけガソリン価格が上昇して今までの価格では買えないという切実な声が届いています。特に民際センターが支援する農村部では、物価高騰は貧しい世帯に多くの影響をもたらしています。ラオスからこの度、奨学金を得て中学校へ進学したいという奨学生候補の生徒からのメッセージが届きました。ぜひお読みください。

 

6人家族のソニクセィ君

僕はラオスのカムアン県ターケーク郡ナブアブ村に住むソニクセィ・シャイヤラースです。13歳です。
父母以外に、3人の兄弟がいます。今僕はナブアブ小学校の5年生として勉強しています。※

※ラオスでは5年生で小学校を卒業しその翌年に中学校が始まります。

学校は家から15分ほどの場所にあり、そこに僕は毎日徒歩で通学しています。学校では友達に会うのが楽しいです。僕たちは毎日教室を掃除し、その後大好きなサッカーを一緒にしています。

ソニクセィ君の住むカムアン県ターケーク郡の場所

 

家族写真の真ん中に写るソニクセィ君

 

僕の家庭はとても貧しく、自分たちの土地を持っていません。住まいも、親戚の土地に建てられた狭い家に住んでいます。両親はそれぞれ庭師と肉体労働者ですが、自分たちの田んぼがないため、村の周辺で日雇いの仕事をしなんとか家計を支えています。自分たちで育てた野菜を市場で売り稼ぎにすることもあります。それでも、時には十分な食べ物がないときもあります。

 

家計を助けるために

僕は家の雑用をやったり、作物の世話をしたり、掃除をしたりして両親を助けています。また週末になると、両親と一緒に僕も日雇いの仕事をしたりします。
一家の収入では、僕や兄弟たちの教育費を支えることはできません。これが、僕が民際センターの奨学金を希望した理由です。もし奨学金をいただけたら、今のまま勉強を続けることができます。
どうか、僕に将来へのチャンスを頂けないでしょうか。奨学金をいただいた以上は、頑張って勉強することを誓います。どうか、皆様の幸運と成功をお祈りしています。

 

作物に水やりをするソニクセィ君

 

 

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。皆様からのご支援、お待ちしております。

ダルニー奨学金について詳しくはこちらボタン

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