H2Oサンタ第17回ＮＰＯフェスティバルにて 水運び体験＆ゴスペル

8月2日から3日間、大阪の阪急うめだ本店で行われた第17回H2OサンタNPOフェスティバルに参加させていただきました！大阪では初めての試みとして、民際センターのブース前を通りかかる方々に、東南アジアの貧しい家庭の子どもたちが日常的に行っている仕事、水運び体験をしていただきました。驚くことにお声がけした方々のほとんどが挑戦してくださり、3日間で約200名が水運び体験をしてくださいました。水がこぼれないように、バケツではなく2リットルのペットボトルを計8本用意し、竿の両端にかけた袋にペットボトルを追加していく方式で、それぞれの体格に合わせて無理がないように、4～16リットルの水運びにチャレンジしていただきました。想像していた以上に大好評で、下記のようなコメントをいただきました。

・こんな重い水を小さな子どもが毎日運んでいるなんて！
・持ち上げられてもバランスを取って歩くのは至難の業だ！
・重い上に、炎天下を歩いて家まで帰るのはたいへんそう。
・懐かしい！私が子どもの頃はこれが普通でした。今も水運びをしている子どもが世界にはいるのですね。　・・・などなど。

特に夏休み真っ只中ということもあり、ファミリーでお越しの方も多く、子どもたちが水運び体験をした後に、”毎日蛇口をひねれば水が出てくる日本とは違うのよ。家族のために毎日お仕事してる子どもたちがいるのよ～。学校に行けること、感謝しなきゃね。”と話す親御さんの姿も印象的でした。子どもたちはと言えば、力自慢のように何度も試しに来る子もいれば、恥ずかしそうにトライし、重くてびっくりした表情を見せる子もたくさんいました。それぞれチャレンジする姿がとてもかわいく、ブース前は終始、笑顔が絶えませんでした。

普段、事務局の外で仕事をする機会が少ない職員ですが、このようにしてたくさんの方々に出会うことができました。水運び体験を通して少しでも貧しい子どもたちの現状を知ってもらうことができ、また出会う方々との会話の中から気づかされることもたくさんあり、素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

また、初めてのコラボ企画として、民際センターの支援者様でもあるサニーサイドゴスペルクラブ大阪の皆様が2日間にわたって駆けつけてくださり、階段状の広場で行われるトークイベントで、パワフルなゴスペルを歌ってくださいました！実は大阪支部が始まってもうすぐ1年、大きな場所で歌うのは初めてということで、三重や奈良からもメンバーの皆様が集まってくださり、総勢30名を超える皆様で素晴らしい歌声を響かせてくれました。曲の合間の明るく楽しいトークにも会場は大いに盛り上がりました。素敵な歌声に後押しされて、民際センターの団体紹介のトークも楽しくさせていただくことができました。このような形でコラボできたこと、たいへん光栄で心から感謝しております。

＊一般財団法人H2Oサンタ
阪急百貨店、阪神百貨店をはじめとする、H2Oリテイリンググループの社会貢献団体で、「誰もが誰かのサンタになれる。」を合言葉に、さまざまな社会課題と、その解決に取組む社会貢献団体を多くの方にご紹介する活動をされています。大阪の阪急うめだ本店9階と12階に常設の「チャリティーガイド」コーナーで、募金箱の設置と共に、パネルでダルニー奨学金を紹介してくださっています。

一般財団法人H2Oサンタ
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「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。