通学自転車支援プロジェクト ラストスパートのお願い / 現地職員からの声をご紹介
9月1日に始まった「子どもたちに自転車を贈ろうキャンペーン」。1か月間集中的に自転車寄付を募るこのキャンペーンは9月30日土曜日が最終日となります。
ラオスに100台、カンボジアに100台届けることを目標に皆様からのご寄付をお願いしており、9月19日の時点で88台のご寄付(民際センター一任29台、ラオス26台、カンボジア33台:合計88台)を皆様から頂くことができました。
目標まであと112台の自転車が必要です。カンボジアでは秋が入学・進学の時期のため、この時期に合わせて自転車を待っている子どもたちがいます。
どうか自転車寄付をご検討してくださるよう職員一同、心より皆様にお願い申し上げます。
EDFラオス事業所職員からのお手紙
EDFラオス事業所で働くフェーンです。EDFラオス事業所と地域コミュニティを代表して、ラオスの学生を支援してくださる日本の皆様に心から感謝いたします。
日本の支援者様からいただいた自転車寄付により、学校から遠く離れた家に住む子どもは通学できるようになり、学び続けられるようになりました。
昨年度は、ご支援のおかげでラオスでは136台の新品の自転車を子どもたちに届けることができました。対象となった学校は、支援地域の46校です。
自転車を受け取った子どもたちは、公共交通機関がないために皆自転車を必要としていました。
先日行われた自転車の授与式は、DESB(地方教育・スポーツ局)担当者、校長、教師、生徒とその保護者立ち会いのもとで行われました。自転車を受け取って親子ともども幸せそうに笑っていました。
この人々の幸せそうな笑顔は、日本の支援者の皆様からのお力添えなしにはありえないものです。
新学期が始まるこの秋にも、現在進行形で日本の支援者様から贈られた自転車を子どもたちに届け続けています。
ラオスで実際に子どもたちへ届けられている自転車
「心を込めて1校ずつ自転車を届けています」
現地職員(EDFラオス事業所スタッフ)にとって、民際センターと協力して行う自転車寄付プロジェクトで最も困難な部分は支援校への遠さです。
子どもたちへ贈る自転車は、現地職員が責任をもって各学校へ送り届けるのですが、一部の学校は郡の主要な地域から30~40km離れているため、とても遠いのです。
しかし、DESB担当者からの理解と協力を得て、なんとか各校に自転車を届けています。
プロジェクトを通じて自転車を受け取るとった子どもたちと学校関係者たち
改めて、日本の皆様のあたたかいご支援に感謝いたします。
自転車寄付は子どもたちへ学べる環境を提供するために欠かせないものです。
貧困の連鎖を断ち切るために、子どもたちへのさらなる教育機会の提供を目指し頑張ってまいります。
日本に住む皆様の健康、幸運、そしてすべてにおいての成功をお祈りしています。
Khob Chai lai lai(ラオ語で「本当にありがとうございます」)!
プロジェクトを通して自転車を受け取ったラオスの子どもたち
通学自転車支援について
特定公益増進法人として定められている公益財団法人民際センターへの寄付金は、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置を受けることができます。
また、一部の自治体では個人住民税の寄付金控除の対象になります。