【タイ】HOPE奨学金候補生 タワンチャイくん

タイとミャンマーのHOPE奨学金（高校生への支援）の締切日も3月20日と近づいてきています。今回はタイの東北部スリン県で暮らす中学3年生のタワンチャイくんから、HOPE奨学金の支援を希望する声が届きましたので、お届けいたします。

母親とタワンチャイくん

僕の名前はタワンチャイです。タイのスリン県のサムロンタブウィッタヤコム学校に通う中学３年生です。僕は母と叔母と3人で暮らしています。姉と兄は他県で働いています。 姉は自分の家族を養うだけでも苦労していますが、時々僕たちのために仕送りをしてくれます。

4年前に父が亡くなってから、母は稲刈りや掃除など、さまざまな仕事もかけもちして懸命に働いています。しかしそういった仕事がいつもあるわけではなく、仕事がない日は資源ゴミや廃品回収をして、リサイクル業者に売る仕事をしています。母は家族を支えるため、より多くの責任を負うことになり、家族の収入を得るために長時間働くことが多くなりました。時には夜中まで働いています。今あるお金で生活するために、予算を立てて一生懸命節約しながら暮らしています。僕も週末や自由時間があれば、母の手伝いをして、資源ゴミの回収や仕分けをしています。もしHOPE奨学金の支援をいただければ、職業訓練校に進学し勉強を続け、母を支え、母がより良い生活ができるような仕事に将来就きたいです。

僕は学校では、理科のような実用的で日常生活にも応用できる科目が特に好きです。学校のサイエンス・デーに行われる「リサイクル可能な材料を使って服を作る発明コンテスト」など、さまざまな学校行事にも参加しています。僕は専門的な知識が学べる職業訓練校に通うことを目指しています。そうすれば、激しい肉体労働に従事することなく収入を得て母を養い、よりよい生活を母にさせてあげられると思うからです。もしHOPE奨学金をいただければ、集中して勉強することができ、母の経済的な負担も軽減することができます。どうぞご支援をよろしくお願いします。

「HOPE奨学金」は、顔が見える、成長が見守れる高校生の奨学金制度です。
質の高い教育を、国の未来を担う高校生たちに提供したいという想いからスタートしました。
1日当たり100円、月々3,000円、年間36,000円の支援で、生徒が1年間高校に通うことができます。
皆様からのご支援、お待ちしております。