【ラオス学校内リサイクルプロジェクト】クラウドファンディング目標額を達成!
2022年に民際センター独自サイトでクラウドファンディングを開始した【ラオス学校内リサイクルプロジェクト】が、この度288,000円のゴールを達成することができました。長らくお待ちいただいた出資者の皆様、関心をお寄せいただいた支援者の皆様に、職員一同深く感謝申し上げます。
ラオス学校内リサイクルプロジェクトではバイオダイジェスターを寄贈しますが、寄贈先は、ラオスの首都ビエンチャンから車で30分ほど離れた場所に位置するビエンチャン首都養護学校となりました。
過去に、本プロジェクト実施の候補校として、シンマノ中等学校をご紹介いたしましたが、この度、ラオス事業所において養護学校への寄贈が、優先順位が高いと判断しました。シンマノ中等学校ではリサイクルされたガスが教師用の食事調理にしか使われない一方で、本養護学校では生徒全員の食事調理にガスを使う点、さらに昼食を学校内で作っているため有機ごみの発生量も多いという点が優先度が高い理由です。
養護学校には小学校から中学校までの男女120名が在籍しており、111名の聴覚障害がある生徒と、9名の視覚障害を抱えた生徒が通っています。
今回のクラウドファンディングによる目標額達成により、初めてこのプロジェクトが実施されます。記念すべき1例目となります。これから皆様に情報をお知らせしてまいりますので引き続き関心をお寄せいただけますと幸いです。
生徒たちの昼食の様子。この日は特別な日で、いつもより豪華な食事でした
ビエンチャン首都養護学校は首都から車で30分の距離にあります
生徒や学校の様子を動画でご覧いただけます
プロジェクトのメリット
ラオスでは家庭ごみの処理が課題となっており、ほとんどの地域ではリサイクル可能なごみでも埋め立てたり焼却して処理されています。ラオス国内にはリサイクル施設がほぼ無いため、ごみが次の資源へと生まれ変わる機会がありません。再生可能なごみが活かされないということは、資源が無駄になるだけでなく、環境への負荷がかかることも意味します。
民際センターではラオスの学校にバイオダイジェスターを寄贈し、校内で出る有機ごみを再生エネルギーに変える試みを行うことで、現地の子どもたちにリサイクルの大切さを教え、自国の環境問題について考えてもらう機会を提供することを目指しています。
バイオダイジェスターの様々なメリットについては、ぜひこちらのページにてご覧ください。
今後民際センターではラオス支援地域でのバイオダイジェスター設置を広めていくことを目指しています。より多くの地域でリサイクルの輪が広がり、子どもたちが環境教育を受けることができるよう、引き続き見守っていただけますようお願い申し上げます。