【ダルニー奨学金候補生】ティさんへのインタビュー
カンボジアの2022-2023年の教育統計によると、中学校では就学率42.3%、中途退学率18.2%、⾼校では就学率30.1、中途退学率15.3%でした。こうした就学率の低さ・中途退学率の高さの主な原因は「貧困」です。夢を叶えるために勉強したいと願う子どもたちへ「ダルニー奨学金」「HOPE奨学金」を通じて教育機会を提供することは、問題を解決する大きなきっかけとなります。
2024年度のダルニー奨学⾦候補⽣の⼀⼈であるティさんへ、暮らしや将来について聞きました。
【ビデオの内容】
カンボジアの教育では、中学・高校での就学率の低迷が大きな問題となっています。カンボジアの多くの子どもたちが教育機会を失っていますが、「奨学金」はこの問題の打開策となり得ます。
<ダルニー奨学金 候補生へのインタビュー>
ティさん:こんにちは、私はティ・レクナーといいます。11歳です。コンポンチュナン州コンポントララーチ郡の村に暮らしています。
教師:どこで学んでいますか? — はい、ネタハン小学校です。
何年生ですか? — 6年生です。
好きな教科は何ですか? — 算数が好きです。
3月の成績はどうでしたか? — 54人中21位でした。
家から学校までどのくらいの距離ですか? — 2.5キロくらいです。
将来何になりたいですか? — 軍人になりたいです。
いま直面している問題は何ですか? — 学用品と制服が買えないことです。
何人きょうだいですか? –3人きょうだいの一番上です。
お父さんについて教えてください。 — 名前はヘア・レビーです。38歳で、中学2年生で中途退学して、農業をしています。
お父さんの収入はどれくらいですか? — 1日35,000リエルくらい(約1,380円)です。
お母さんについて教えてください。 — 名前はチャン・スレイ・カー、36歳です。小学3年生で中途退学して、農業をしています。
家族の収入はどれくらいですか? — 月に850,000リエルくらい(約33,500円)です。
月にどれくらいお金が必要ですか? — 約1,200,000リエル(約47,000円)の出費があります。
※赤字が続くと近隣住民へ借金をしなければならず、進学は難しくなります。
高校まで行って卒業したいですか? — はい、行きたいです。
奨学金のご支援なしで、高校を卒業できますか? — いいえ。
何かメッセージはありますか? — どうか中学・高校を卒業できるように、奨学金のご支援をお願いいたします。
「ダルニー奨学金」「HOPE奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際教育里親制度です。皆様からのご支援、お待ちしております。