卒業を迎えるにあたってのお礼の言葉-ラオス-
今回は、卒業を迎える、ラオスの子どもたちからのお礼の言葉を紹介します。小学生、中学生、大学生とそれぞれ違いますが、ダルニー奨学金のご支援があったからこそ、学校で学ぶことを続けられ、卒業することができたのだと思います。
ラオスでは、奨学金を学用品などの物品で支給しています。経済的に厳しい家庭の子どもたちが多い中で、学用品をもらえることさえ、子どもたちにとっては大きな喜びです。また、家族にとっては、経済的負担を減らすことができます。
教師養成大学で勉強する大学4年生
私は、ケウター・ヴォンビチット、23歳。サワンナケート教師育成大学のコンピューター学科に所属する4年生です。教師養成大学を卒業して、教師になることが夢です。私は、カムアン県ターケーク郡出身で、農家をしている両親と、5人の兄弟がいます。私は長女です。小学校3年生の頃から、ダルニー奨学金の支援を受けています。そのお陰で、中学校、高校まで卒業することができました。いつも支援していただいた支援者のお陰で、教師養成大学に進学できました。私は、とても嬉しく思い、心から感謝しています。
私の家族は経済的に貧しく、兄弟も多いので、両親は子どもたちを学校に通わせることがとても大変でした。奨学金の支援がなかったら、私は学校に行っていなかったと思います。同じ中学校の友達のほとんどは、家庭の経済的な理由で高校進学を諦め、働かざるをえない人が多かったのです。彼らと比べて私は本当に幸運でした。こうして私を支えて下さった支援者と全ての関係者へのご恩と感謝を一生忘れず、卒業してから、教師養成大学で学んできた知識を活かして、いい教師になりたいです。最後に、支援者様及びご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。ご支援ありがとうございました。
卒業を迎える中学校4年生
私は、ソムオー・サイアノン(16才)。カムアン県ターケーク郡にあるクアドン中学校の4年生です。両親は農家で、3人の兄弟がいます。ダルニー奨学金のお陰で、中学校を卒業し、高校に進学することができます。新しい制服や学用品がもらえてとてもうれしいです。お米を炊く、家掃除、皿洗いなど家事の手伝いの他に、余暇の時間は母を手伝って、かごを作ります。そんなに収入にはならないですが、生活費の負担を少しは減らせます。
ラオス語は、私の一番得意な科目で好きです。勉強以外に課外活動はラオス伝統舞踊の練習をします。奨学金の支援がなければ、高校に進学できず、こんな楽しい学校生活は過ごせないと思います。支援者様に心から感謝します。将来は、警察官になることを夢見ています。
中学校入学を迎える小学校5年生
私は、パカム・サイパンヤ(11歳)、カムアン県ターケーク郡にあるポンスーン小学校の5年生です。父は日雇いの仕事をしており、母は働いていません。私は、6人兄弟の5番目です。大家族を養うために、父は日雇労働者として一所懸命働かなければなりません。ダルニー奨学金のお陰で、私の家族の負担は軽減されています。制服と学用品をもらうことができてとてもうれしいです。私の得意な科目はラオス語です。勉強のほかにラオス伝統舞踊も好きです。小学校を卒業してから、私は中学校に進学したいです。私はこの良い機会に恵まれてとても嬉しく感じます。支援してくださった支援者の方に感謝の気持ちを伝えたいです。
「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学教育を受けられない子どもたちを支援する国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。14,400円で1人の子どもが1年間中学校に通うことができます。
ラオスの締切は7月20日です。