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民際センターが教育支援を行っているメコン5ヵ国について、各国の概要、教育事情や制度、現状などについてお伝えします。
カンボジア
インドネシア半島南部に位置するカンボジアは、低地の平野、メコンデルタ、山岳地帯、タイ湾の海岸線など豊かな地形を持っています。首都プノンペンには、アールデコ様式の中央市場、華やかな王宮、歴史や考古学の展示が見られる国立博物館などがあります。また、多くの遺跡が残された観光地としても有名で、国の北西部には、クメール帝国時代に建設された世界遺産「アンコールワット」を含む、広大な石の寺院の遺跡群があります。
首都:プノンペン
ラオス
メコン5ヵ国の中で唯一海に面していない国、それがラオスです。ミャンマー、タイとの国境を流れるメコン川が重要な水源となっています。経済的には決して豊かではなくアジアの中でも最貧国の一つと言われていますが、人も優しく、自然がいっぱい、何とも言えない癒し感があり、最後の桃源郷と称されています。山岳地帯には山岳民族の集落が見られ、古都ルアンパバーンにはフランス植民地時代の建築物とラオス伝統様式が融合した世界遺産の街並みが広がります。仏教寺院も見ごたえがあり、首都ビエンチャンにある仏塔タートルアンには、仏陀の胸骨が収められているとも言われ、ラオスの国章にもなっています。
首都: ヴィエンチャン
ミャンマー
東南アジア西部に位置するミャンマー(旧ビルマ)は、インド、バングラデシュ、中国、ラオス、タイと国境を接する国で、メコン5ヵ国の中で最大の面積を誇ります。山岳、高地、平原などから成る起伏に富んだ地形の中に、100 以上の民族が共存しています。国内最大の都市ヤンゴン(旧ラングーン)には、活気あふれるマーケットや、数多くの公園や湖があり、仏舎利が収められた黄金色に輝く 6 世紀の仏塔、シュエダゴン パゴダがそびえています。
首都:ネピドー
タイ
タイは微笑みの国とも呼ばれ、豪華な王宮、古代遺跡、仏像が飾られた華やかな寺院で知られる東南アジアを代表する国です。首都バンコクは、静かな運河沿いのコミュニティやワットアルン、ワットポー、エメラルド寺院(ワットプラケオ)などの有名な寺院と近代的な都市空間が隣り合わせになった都市です。市内を流れるチャオプラヤー川が水上交通としての役割も果たしています。近郊には、賑やかなパタヤやファッショナブルなホアヒンなどのビーチリゾートがあります。
首都:バンコク
ベトナム
S字型で南北に細長い国土が特徴のベトナムは、南シナ海に面しています。首都ハノイは政治と文化の中心地で、ベトナム建国の父・ホーチミンを称えて建てられた巨大な大理石造りの霊廟(れいびょう)があります。また、同氏の名前に由来するホーチミン市(旧サイゴン)は経済の中心地であり、フランス領時代の建築物、ベトナム戦争の歴史を伝える博物館などがあります。
首都:ハノイ