【緊急】2014年度のラオス・カンボジア・ベトナム奨学金が足りません!(奨学金申請中のベトナムの小学生)
ラオス・カンボジア・ベトナム、3カ国の2014年度奨学金の締め切り(7月22日)が迫ってきましたが、現在、奨学金が足りていません。
ぜひ皆様のご支援をお願いします。
ここでは、中学奨学金を申請しているベトナムの小学校5年生の2人を紹介します。
この後、引き続きラオスとカンボジアの奨学生を紹介します。
(1)トリン・ホング・タイ(小学校5年生、11歳)
北部タイビン省に住むタイの家族は貧しい農家。
お父さんは、お父さんのお父さん(タイのお祖父さん)がベトナム戦争中にダイオキシンを浴びました。
それがお父さんに遺伝して体の調子がいつも悪いため、5人家族を十分に養うほど十分な収入はなく、月収は多くて7000円程度。
しかも、70万円の借金まであります。
タイも生まれたときから血管腫を患っていて、これまで13回手術を受けました。
不幸は重なり、公園で除草作業をしていたとき、不発弾が爆発し、体の右半分を負傷しましたが、幸い、命に別状はありませんでした。
こうしたハンディキャップにもかかわらず、学校の成績はよいほうです。得意科目は算数。
しかし、タイは家族の借金のことも知っていて、中学に就学できるかどうか不安です。そのため、ダルニー奨学金に応募しました。
将来の希望を尋ねたら、こう答えました。「将来の希望なんて、中学に就学できるかどうかわからない僕には贅沢すぎる言葉です」。
(2)ウグエン・クアング・ニン(小学校5年生、11歳)
ニンもタイビン省に住んでいて、8歳のとき両親はHIVに感染して亡くなってしまいました。
そのため、ニンは二人の姉妹とともに祖父母の家で暮らしていますが、高齢および収入が少ないので、生活は困難を極めています。
手持ちの現金がなくなると、道端で食べ物を乞うこともあります。5歳下の妹の世話も見ていますが、HIV感染が明らかになりました。
中学に上がって勉強を続けたいニンはダルニー奨学金に申請しました。
というのも、いよいよ祖父母が働くことが困難になり、このままでは中学校に就学できそうもないからです。
クラスのみんなと一緒に中学校に行き、彼らと勉強したり、遊んだりしたいと強く思っているからです。
将来の夢はHIV感染者を治療する仕事に就くことです。