ラオス: 自転車寄付で集中して勉強できるように
民際センターでは学校から離れた場所で暮らし、困窮して自転車を買えない家庭に育つ生徒に自転車を贈るプロジェクトを行っています。自転車支援の対象国はカンボジアとラオスのどちらかを選ぶことができ、自転車が子どもに贈られた後に、受け取った子どもからサンクスレター(ポストカード)が届きます。
現時点で、ラオス・カンボジア両国とも、贈る自転車の支援が足りておらず、現地では通学のための自転車を待つ子どもたちがたくさんいます。ラオスに住むボゥンユーさんからの感謝のメッセージを読むと、自転車寄付がいかに現地の子どもにとって大切なことかがわかります。ぜひ、記事をお読みいただき、あたたかいご支援のご検討をお願いいたします。
僕の名前はボゥンユーです。僕は現在11歳で、カムアン県ヨマラート郡にある中学校で勉強しています。 僕はこの9月に中学2年生に進級します。
両親はともに農業に従事していてで、僕と、両親、そして弟二人で暮らしています。 民際センターの自転車寄付プロジェクトで自転車をいただくまでは、我が家に自転車はありませんでした。 僕の家は学校から約4キロ離れたところにあります。自転車が無いときは途中まで徒歩で学校へ向かい、その後友達に自転車の後部座席に乗せてもらって、学校まで一緒に通っていました。その時の通学にかかる所要時間は約50分でした。学校までの通学路は険しい道のりで、雨季にはぬかるみで歩きにくい日もあります。
自転車をメンテナンスするボゥンユーさん
僕に自転車を与えてくれた日本の支援者様にとても感謝しています。 自転車があるおかげで、僕は勉強に集中することができています。僕にとってこの自転車は今や通学に欠かせないものです。また、自転車は主に通学のために使っていますが、時には家族のために森に食材を探しに行くときや、母が市場で買い物をするときのお手伝いをするために使っています。自転車があることで、授業が終わった後の友達との交流もできるようになりました。
これからもいただいたこの自転車を大切にし、一生懸命勉強することをお約束します。皆様の支えのおかげで僕は楽しく、健やかに勉強することができています。日本の支援者様、ありがとうございました。
いただいた通学自転車に乗るボゥンユーさん