【初めてのラオス学校内リサイクルプロジェクト】 設置完了、 ガスが使えるようになりました!
8月にクラウドファンディングでご支援いただきました【ラオス 学校内リサイクルプロジェクト】ですが、首都ヴィエンチャン郊外の特別支援学校にバイオダイジェスター(生ごみ処理機)が無事設置完了し、ガスが使えるようになりました!記念すべき1件目のプロジェクトへの皆様からの温かいご支援、誠にありがとうございました。下記、写真と共にご報告いたします。
ヴィエンチャン首都特別支援学校
ラオスの首都ビエンチャンの中心部から車で30分ほどの距離で、シクホッタボン地区にあるヴィエンチャン首都特別支援学校。視覚や聴覚にハンディキャップのある子どもたち120名が学ぶ全寮制のこの学校に、今回バイオダイジェスターの設置を行いました。バイオダイジェスター本体は、ラオス事業所が手配を行い、生徒と教師はバイオダイジェスターの活用方法を十分学習する機会も持ちました。
左:設置の様子 右:水とバクテリアとして牛糞を投入
袋を広げ設置し、まず最初にバクテリアの発酵を促すために牛糞と水を投入し、メタンガスが生成されるまで待ちます。最初は発酵に時間がかかりますが、軌道に乗るとその後は生ごみの投入のみで発酵が進むようになります。ボンベ式の家庭用ガスのように圧縮されていないため、爆発することがなく安全です。
左:点火する様子 中:パイプでコンロにガスを供給します 右:ガスで膨らんだ袋
十分な量のガスが発生したら、風船のように袋が膨らみます。パイプをガスコンロまで引いて、ガス袋の上に砂袋のような重りを置いてガスを送ると火が付く仕組みです。
左:学校から出る生ごみ 真ん中:液肥を撒く生徒たち 右:食事の様子
今まで利用されていなかった生ごみが、ガスや液肥の素となります。得られた液肥を生徒たちが学校の畑に撒き野菜を育てます。全寮制のこの学校では、1日3食の食事を生徒たちに振舞っています。液肥で生徒たちが育てた野菜が食卓に並ぶ日が近いことを願っています。
*民際センターのラオス支援地域は基本的に中南部の4県ですが、高校生の支援で北部も一部加わり、ラオス学校内リサイクルプロジェクトはヴィエンチャン周辺での支援も始まっています。
【ラオス学校内リサイクルプロジェクト】のクラウドファンディングのご支援は現在募集しておりませんが、
1校分のプロジェクト全額のご支援は受け付けています。詳しくは下記からご覧ください。
ラオス 学校内リサイクルプロジェクト