ラオスから図書支援プロジェクトの報告書が届きました
昨年実施しました図書支援プロジェクトへのご寄付をお願いする「子どもたちに本を贈ろうキャンペーン」では、多くの方にご支援いただき誠にありがとうございました。その後、本はラオスとカンボジアの入学時期に合わせ大切に子どもたちに届けられました。それらの報告書がラオスから届きましたのでその一部を紹介します。
図書支援プロジェクトの報告書には、学校の概要や地域の情報と子どもたちの写真も一緒に届けられます。その子どもたちの顔は輝き、時間を忘れ夢中になって本を読んでいると先生方から報告がありました。本の寄贈を受け、「言葉を知る喜び」を知った子どもたちに成り代わりまして、心より御礼を申し上げます。
本箱に支援者名が英語・ラオス語(ラオス)で記載されます
「支援者名」はお申し込み者以外でもご指定可能です。連名で記載することもできますので、お申し込み時にご指定下さい。
本箱の中の様子(約90冊の本が寄贈されます)
寄贈された本を読む子どもたち
ラオスやカンボジアでは、子ども向けの本が日本に比べて極端に少なく、身の回りにある本と言えば教科書しかないという子どもたちが大勢います。民際センターではそのような現状を変え、子どもたちに少しでも読書の習慣を根付かせたいという思いから、ラオスとカンボジア事業所のスタッフが本を選び、図書セット(ラオスでは約90冊、カンボジアでは約160冊の本を収納)を学校に贈る活動「図書支援プロジェクト」を実施しています。子どもたちは、日ごろ書籍に触れる機会が少ないため寄贈された図書セットを見ると目を輝かせて喜びます。きっと、読書は彼らを未知の世界へいざなうことでしょう。そして、物語から得た知識を共有することでコミュニケーションの輪も広がります。
読書は楽しいだけではなく、子どもたちの読み書きの習得を助けます。ラオスやカンボジアでは、人々が地雷原の看板が読めずに地雷を踏んでしまう事故、薬の処方箋を読めずに間違った薬を飲んでしまうなど、読み書きができないことにより、命の危険にさらされることもあります。
このプロジェクトの目的は、「言葉を知る喜び」を通じて、子どもたちの識字率の向上につなげること、「新しい世界」を知ることで、子どもたちの創造力を育むことなどがあげられます。
図書支援プロジェクトは通年でご寄付を受け付けています。
引き続き皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
*特定公益増進法人として、図書支援プロジェクトを始め民際センターへの寄付は、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置を受けることができます。また、一部の自治体では個人住民税の寄付金控除の対象となります。くわしくはこちらをご覧ください。/about/koujo/