13
12月 2024

聖セシリア女子中学校で講演させていただきました

11月29日午後、聖セシリア女子中学校様の錬成会(後述)にてお話する機会をいただきました。1995年から約30年近くダルニー奨学金のご支援をいただいている学校で、当日体育館に集まってくださった中学1年生から3年生まで約350名の生徒と先生方に、長年のご支援への感謝をお伝えすることができました。

「信じ 希望し 愛深く」を校訓とし、カトリック精神にもとづいた教育が行われているこの学校では、クリスマスを準備する期間「待降節」に錬成会というお話を聞く機会があります。お話を通して自身を振り返ると共に、隣人と共に喜びを分かち合う本当のクリスマスの意味を理解する機会とする、という目的で行われているこの会で、“奨学生を通して見る世界”というタイトルでお話させていただくことができました。

生徒たちが待降節に行う献金が寄付となり、それがダルニー奨学金として、タイとラオスの子どもたちに毎年届けられています。今回は現在奨学金を受け中学校に通うタイのタムくんに焦点を当て、彼からの手紙とビデオレターを紹介する形で話を進めていきました。15歳で同世代の彼が、両親とは一緒に暮らせていないこと、自身の教育費を稼ぐために放課後や週末にアルバイトをしており、その賃金は非常に低いことなど、手紙の内容に驚く生徒たちの表情が印象的でした。毎年学校にお届けしている奨学金証書にどのような情報が掲載されているかなども、興味を持って聞いてくださいました。今回、奨学生タムくんについて具体的に紹介する中で、彼のことが身近に感じられ、寄付が本当に彼の役立っていることを実感することができたのではと思います。これからの時代を担っていく若い世代の方々に、国を越えての理解や絆が育まれるそんな小さな助けができたのではと思い、国際協力の本質を感じることができました。心が動く経験を日本の子どもたちにもしてもらいたいですし、いつか海を越えて出会う誰かと協力してよりよい未来を作っていってほしいと思いました。

ダルニー奨学金の名前の由来となったタイのダルニーちゃんですが、つい先日、彼女の最新の写真が届きました。今では4児の母となっている彼女の写真を何気なく、担当の先生にお見せしたところ、“あのダルニーちゃんがこんなに立派に成長されたのですね!“と、涙を流して喜んでくださいました。何とその先生は聖セシリア女子中学高等学校の卒業生で、在学中の6年間、ダルニー奨学金の寄付に深く関わっておられたそうで、たくさんの先輩方が熱心に関わり寄付活動を継続されてきたことに感動を覚えました。このような支援者様に民際センターは支えられていることを強く感じ、一職員としても励まされました。

講演の最後に、支援国の状況を楽しく知って欲しいと思い準備したクイズも思った以上に大好評でした。講演後も、質問しに来てくださる生徒もいて、しっかり話を聞いて考えてくれたことが感じられました。非常に貴重な機会をいただき心より感謝いたします。

 

民際センターでは、学校での活動報告会も承っています。ご希望がありましたら、ぜひお問い合わせください。支援者の皆様はもちろんのこと、新規で寄付活動などご検討の学校へも喜んで伺います。どうぞお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

問い合わせボタン

 

Leave a Reply

You are donating to : Greennature Foundation

How much would you like to donate?
$10 $20 $30
Would you like to make regular donations? I would like to make donation(s)
How many times would you like this to recur? (including this payment) *
Name *
Last Name *
Email *
Phone
Address
Additional Note
paypalstripe
Loading...