都立千歳丘高校の生徒会が千歳船橋駅前で街頭募金をしました
2010年からラオスの小学生を支援している都立千歳丘高校の生徒会が、3月11日~15日まで、小田線千歳船橋駅前で街頭募金に汗を流しました。
秋に文化祭が終わると、生徒会活動がほとんどない状態になってしまうため、何か役に立つ事をしたいと支援先を調査した結果、現地から支援している子どもの写真と証書が送られてくるダルニー奨学金の支援に決め、今年で3年目。
これまで約30万円を集めて、ラオスの子どもを10名(各3年間)の奨学金を提供してきました。
3月11日から5日間、放課後の14時から15時まで駅頭に立って、手作りの看板を掲げて支援を呼びかけました。
結果、61,765円の寄付金が集まりました。
同校では周辺の落書きを消したり、防犯パトロールのビラ配布や巡回したりするボランティアをしていますが、国際支援活動は初めてでした。
担当の宮成先生はこの活動の意義をこう語ります。
「ボランティア活動によって、世間や社会の一員出るという意識を持ち、自分に世間に役に立つということを実感して欲しいです」、「グローバルな視野を持って欲しい。私たちが当たり前のように受けている教育が実は当たり前ではない世界があるということを気づいて欲しい。自分の置かれている環境の“豊かさ”に気づいて、それを無駄にしないように日々を送って欲しい」。
以下、駅頭募金を行った生徒の感想です。
会長・小野塚栞(2年生)
「日本では大人になるまでにかかる費用が約1,000万円なのに対し、ラオスでは1万円で1人が1年間学校へ通えるという大きな格差があることが募金活動をしていく中で分かり、貧しい国の現状を改めて思い知らされました。私達の国がどんなに平和か、あたり前をあたり前だと思わないことなど様々なことを教えられ考えさせられました。私たちが集めた6万円は少ないながらも、小さな子ども達が学校に行って勉強できる手助けとなることを願っています」
副会長・吉岡君太(2年生)
「寒くて辛かったけど、沢山の人が募金してくれて嬉しかったです」