今、手をさしのべることで、つなぎとめられる笑顔があります
新型コロナウイルスの影響による経済の停滞で、教育より生活が優先され、中学へいけない、
中途退学の子どもたちが増えています。特に、カンボジア、ラオスの奨学金が不足しています。
~今こそ、ダルニー奨学金が必要です~
ご存知の通り、2020 年初より新型コロナウイルスの影響が経済、社会、公衆衛⽣に広く及んでおり、その影響の甚⼤さは失業率や景気後退、増え続ける感染者数からもまだまだ今後計り知れないものがあります。民際センターの支援国においても各地で感染が広がりました。影響を受けた⼤都市の労働者は地元に帰省し、仕事の機会を失いました。農村部においてもその影響は変わりません。
経済は各地で殆どが停⽌しています。彼ら労働者は⼀家の⼤⿊柱であり、就学中の⼦どもを含め、何⼈もの家族を養っております。民際センターは、各国のEDF事業所ともども、現時点のみならず⻑期的に⼦どもたちの教育機会が失われる可能性を懸念しております。貧困が数倍になって襲いかかるためです。
この未曽有の危機による経済停滞の為、各国への寄付総額は減少しており、また同時に、この度の危機がご⽀援者の⽅々にも⼤きく波及していると承知しております。⾮営利団体である民際センターは、機会に恵まれない⼦どもたちの教育機会の拡充のため33 年間にわたり活動して参りましたが、貧困層家庭の⽣活安定、⼦どもたちの教育機会にこれ程まで悪影響を及ぼす危機は前例がありません。
特に、カンボジア、ラオスにおいては、その影響が顕著に現れています。
貧しく教育機会に恵まれない子どもたちが、このような経済的な事由により、教育よりも生活を優先され本来あるべき教育制度から離脱する恐れがあり、彼らの今後の教育や将来の就職機会に⻑期的で重⼤な影響を及ぼします。最終的には⽣活の質の低下の原因となる「貧困の連鎖」を乗り越える事ができず、彼らや家族が望む明るい将来は叶えることのできない夢となってしまいます。
この様な状況から、皆様⽅ご⾃⾝も直⾯されているご苦労を拝察致しながらも、子どもたちがこの危機を乗り越えるため、再度「ダルニー奨学金」ご支援のご検討を⼼よりお願い申し上げる次第です。
奨学⾦という贈り物は、少なくとも⼀⼈の⼦どもの⽣きる糧、そして明るい未来となります。
その為にも、是⾮とも皆様⽅から暖かい⼿を差し伸べて頂きたく、何卒宜しくご⽀援ご検討の程お願い申し上げます。