富士通エフサス労働組合様の取り組み紹介
公益財団法人 民際センターは、ラオスにおいて、1998年以来、小学校37校、中学校2校の計39校の校舎建設事業を行ってきました。ラオスでの校舎建設事業では、校舎の量的不足・質的劣悪さを解消し、ラオスの土と木で造る環境に優しい快適な校舎を建てるプロジェクトです。2010年度には、ラオスの校舎建設事業の功績が認められ、協力いただいている加藤隆久様(一級建築士)とともに、2010年建築学会賞を受賞しています。
校舎建設のご支援者様の中には、現地での開校式参加後も、継続して現地を訪問する方もいらっしゃいます。継続した訪問により、ラオスの事情についてより理解を深められています。訪問を通じてダルニー奨学金の必要性を感じ、継続してご支援いただいている方もいらっしゃいます。
今回は、これまでに小学校2校と、中学校1校の校舎建設のご支援をいただました富士通エフサス労働組合様の取り組みを紹介させていただきます。富士通エフサス労働組合様は、校舎建設後も、定期的に現地を訪問し、交流を深められています。また、組合員の方々に、ラオス奨学金支援の呼びかけを行っていただいていて、組合員の方から毎年ダルニー奨学金のご支援をいただいています。
富士通エフサス労働組合
『富士通エフサス労働組合』は、2002年に、社会貢献活動と、組合結成10周年を記念した取組みとして、ラオスへ「学校を贈ろう」と題し、“学校建設支援と奨学金支援”活動をスタートしました。
これまでにラマラー村とピアマイ村に小学校を、さらに2015年にはケンムアン村に中学校を建設寄贈しました。
これらは建築士の加藤先生が様々な工夫を凝らしご設計した学校で、暑いラオスでも快適な環境で授業ができる素晴らしい校舎です。
奨学金支援の具体的な取組みとして、ラオスの新学期にあたる毎年9月にあわせ組合員へ支援を呼びかけ、集まったお金で奨学金支援をしています。
そして、奨学生との対面のできるラオススタディツアーを、定期的に実施しています。
ラオススタディツアーでは、支援小中学校の生徒との交流を通して、継続的なラオスの奨学金支援に対する理解を深めるとともに、バーシーなど現地の生活や儀式にも触れ、普通の旅行では体験できない貴重な体験もさせていただいています。
こうして現地に行き、実際にその目で見て感じることが活動を広めていくことに繋がると思います。