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12月 2012

【H.I.S.×民際センター】ラオス・小学校支援と交流活動の参加者からうれしいお便りが届きました♪

本年9月に行われた、【H.I.S.×民際センター】ラオス・小学校支援と交流活動7日間に参加された高校生から、お便りが届きました♪

今回のラオスへの旅が彼女たちのこれからの人生をより良いモノへと変えたことでしょう。

皆さんもラオスという国に一度触れてみてください。かけがえのない体験があなたを待っています。

 

【H.I.S.×民際センター】ラオス・小学校支援と交流活動7日間 は、2013年3月11日(月)に開催いたします!

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また、ボランティアツアーの説明会を開催いたします♪

>>詳細はこちら

 

<金子さん>

ラオスの貧しい子どもたちのために、自分にできる事をしてあげよう。

手洗い歌や歯磨きを教えて衛生環境を良くしたり、使えなくなった机やいすを直して使えるようにしたり、子どもたちとたくさん遊んだり。

ラオスに旅立つ前の私は「してあげる」というおごりの気持ちがあった。今考えると恥ずかしい。

私がラオスでしてきたことの何十倍も、ラオスで学んできたことの方が多い。

だから、今回のラオス研修は「私→ラオスの子どもたち」という関係ではなく、「私⇔ラオスの子どもたち」だったと思う。

お金にゆとりのある国の人々が貧しい国の人々を援助するのは必要なことだと思う。でもそれでは一方通行で、ともに生きていくことにはならない。

全世界の人々がともに生きていくこと(共存)が出来れば、多くの問題は解決に向かうだろう。

 

今回のラオス研修は私にそんなことを気づかせてくれた。

だから、私がラオスの子どもたちを助けるのではなく、私とラオスの子どもたちが助けあうのだ。

私は衛生環境を良くするため、手洗い歌や歯磨き歌を歌う。ラオスの子供たちはそれにこたえて手洗いや歯磨きの習慣をつけるように努力する。

小さなことかもしれないが、これも相手の立場に立ってともに生きていることになるのではないだろうか。

 

ラオスの子どもたち

 

私は一週間ラオスに行ったことにより、様々なことに気づかされた。

今では「世界中が共存して生きていく」ことが大切で、それに物事を当てはめて考えるようになった。

また、今回ラオスに行ったことで、自分が出来る事を共存しながらやっていきたい、という気持ちにもなってきた。

私にできることはまだ少ないけれど、ラオスやその貧困に苦しむ国の人々のところに行き、相手の立場に立ってできる事をしていきたい、自分の将来がそんな風になったらいいな、と思う。私に気づきを与えてくれたラオスの子どもたちに、本当に感謝している

 

ラオスの小学校に通う少年

 

ラオスの小学校に通う子どもたち

 

<権守さん>

私はラオス研修に参加して、日本にいては、絶対にできない貴重な経験をして数多くのことを学ぶことが出来ました。

中でも、二点について述べたいと思います。

 

まず1つ目は、「言葉が通じなくても心は通じる」ということです。

私は今までカナダと韓国に行ったことがありますが、どちらの言葉も、学校で学びある程度話すことが出来たり、日本語が使える環境にあったりと語学に関してそれほど心配することもありませんでした。

一方、ラオス語は、これまで学んだことがなく、夏休みに独学で勉強しましたが、あいさつと自己紹介を言えるようになるのがやっとでした。

果たしてこれで交流できるものだろうかと不安を抱えたまま、学校訪問の日を迎えました。

学校につくと、小学生をはじめ学校の先生や村の方や村長さんまで、たくさんの人々が笑顔で迎えてくださったりしました。

通訳を通して語られる言葉以上に校長先生の表情や声から歓迎してくださっていることが伝わりました。

また3日間、たくさんの小学生と一緒に過ごしましたが、互いの気持ちが言葉を用いなくても分かり合えました。

それは、別れのときも同様で、たくさんの人が抱きしめてくれましたが、別れを惜しむ気持ちや出会いに感謝する気持ちは強く伝わってきました。

あなたと出会えてよかったという気持ちが共通していたことは、何よりもうれしいことでした。これまで言葉が通じないとコミュニケーションをとることができない、と思っていましたが、心をこめて対応すれば相手にその気持ちはきちんと伝わることを知りました。

 

ラオスの人々

 

2つ目は、ラオスの人々のすばらしさです。

ラオスの人々は日本人に比べてはるかに貧しいながら、互いに協力し合って暮らし、いつも笑顔を絶やしませんでした。

これらは、日本が経済的に豊かになった代わりに失ってしまったものです。

日本には「孤立死」「無縁社会」「引きこもり」など多くの問題があり、まだ出口も見つからない状況です。

ラオスに行き、人々の温かさに触れ、これらがいかに大切であるかを痛感しました。

 

最後にこの研修に参加するにあたり、私はたくさんの人びとに支えられていることに気づかされました

出発から帰宅するまで心配してくれた家族。私が不在中、授業のノートをとってくれるなど、応援してくれた友人達や先輩。励ましてくださった先生方。そして一緒に研修に参加し、現地でもサポートをしてくれた金子さんや久木元先生。

その方々のうち、ひとりでもかけていたら、これほど充実したプログラムを体験することは出来ませんでした。

 

ラオス研修の8日間

 

ラオス研修の8日間は、あっという間に過ぎてしまいましたが、ここでの体験は心の中で生き続けます

今まで自分の生まれ育った環境が恵まれていることは、頭ではわかっていましたが、どこかであたりまえに感じていました。

しかし、ラオスに行き家庭事情で進学をあきらめざるを得ない子どもがいるという現状を目の当たりにした私は、学校で勉強が出来ることはとても幸せで感謝すべきことなのだと強く感じました。

ここで経験したことが無駄にならないよう、日々自分が出来ることを精一杯がんばっていきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

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