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1月 2023

HOPE奨学金候補生:学費を自分で貯めてでも進学したい

2022年春から本格的にスタートしたHOPE奨学金(高校進学支援)。中学校3年生のチョック君から、高校進学に対する強い想いと、彼の写真が届きました。進学して家族を支えることを夢見て、学業のかたわらアルバイトをするチョック君からのメッセージをお読みください。

 

抜群な成績と貧しい家庭環境

こんにちは。僕の名前は Boonsanong Champaで、ニックネーム はチョックです。年齢は15 歳で、タイのナコンパノム県ポーンサヴァン郡 にある中学校で学んでいます。僕は誰よりも勤勉
で、GPA(Grade Point Average。タイの成績評価制度)は4.00をとるほど成績が良いのですが、貧しい家庭に暮らしています。弟はまだ幼く、幼稚園にいます。

 

燃料用の木炭を準備するチョック君

 

僕は両親と弟と、地方にある 木造二階建ての古民家に住んでいます。台所にガスコンロはなく、炭を焚いて料理をしています。お金の節約になるため、自分で木炭を作って燃料にしています。家族の主な収入は、以前仕事中に事故に遭った父親に代わり、母親が屋台で売るフルーツスムージーの売上金で す。それで1 日 200~300 バーツ(2023年1月時点で日本円換算して約790円~1,100円)の収入を得て います。

また僕の家の農場は高台にある為、 水が足りず、稲作の生産量が低下しています。

 

ほかの生徒とゴミ拾いをするチョック君(中央)

 

僕は毎朝歩いて通学し、放課後は急いで家に帰ります。その後、炊飯、皿洗い、掃除など、家事を手伝って母の負担を軽減しています。 休日には、さらに母を支えるため働いてお金を稼いでいます。竹を運ぶ仕事をし、仕事の量に応じて1日あたり200~300バーツを稼いでいます。このように日雇いで稼いだ賃金は学費として 貯金箱に貯めています。

僕の夢は高校に進学することです。両親を楽にし今よりも良い生活を送ってもらい、その日暮らしの生活から抜け出したいです。民際センターから奨学金をいただくことができれば、高校でしっかり勉強 し、真面目に仕事をして社会で活躍することを誓います。

 

賞状をもらうチョック君(左)

 

「HOPE奨学金」は、顔が見える、成長が見守れる高校生の奨学金制度です。
質の高い教育を、国の未来を担う高校生たちに提供したいという想いからスタートしました。
1日当たり100円、月々3,000円、年間36,000円の支援で、生徒が1年間高校に通うことができます。
皆様からのご支援、お待ちしております。

タイのHOPE奨学金の締切は3月20日です

HOPE奨学金について詳しくはこちらボタン

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