HOPE奨学金候補生:プロサッカー選手になって祖母に恩返ししたい
2022年春から本格的にスタートしたHOPE奨学金(高校進学支援)。現在中学校3年生のアディサック君から、高校進学を希望する想いが綴られたメッセージと写真が届きました。勉強を励ましてくれる祖母への感謝の気持ちと、彼の得意分野であるサッカーをもっと学んで、将来祖母に恩返ししたいという想いを強く感じました。
勉強を励ましてくれる祖母と二人暮らし
こんにちは。僕の名前はアディサック・タマサーンです。15歳で、シーサケート県にある中学に通う3年生です。現在、母方の祖母と二人で暮らしています。
僕がもっと幼かった頃、祖母の仕事について行くのが好きでした。祖母はとても働き者で、いつも僕の躾の為に色々なことを教えてくれたり、良いお手本になってくれました。他の家に比べ僕の家は貧しいですが、祖母は僕の将来を心配し学業が続けられるようにと、時季によって唐辛子の収穫など日雇いの仕事も追加して、出来る仕事は何でもして家計を支えてくれています。僕も祖母を助けるために出来るだけアルバイトをするようにしています。
毎日学校が終わると、僕は急いで家に帰ります。宿題や授業の復習をする前に家事の手伝いをするためです。祖母はいつも僕に、「私はあなたを学業に専念させてあげるのが精一杯で、それ以外は何も残せるものはない」と言っています。そして、それと共に「勉強を今頑張れば、それが必ずあなたの財産になってより良い将来をもたらす」とも言って僕を励ましてくれます。
将来はプロのサッカー選手を目指して
教育は大切なことだと思います。僕は本から実にたくさんの知識を得ています。また、学校ではサッカー教室に参加して、サッカーのスキルを伸ばす機会を得ていますが、自分はサッカーをすることが好きで、それが自分の得意分野であると発見しました。将来はプロサッカー選手になりたいと思っています。そうすれば家族を支える収入も得られると思います。僕は現在、トレーニングをしてスキルを積むことに一生懸命取り組んでおり、サッカーについての知識も身に付けようと勉強をして、日々自分を伸ばす努力をしています。
僕は高校に進学することを希望しており、HOPE奨学金の支援を受けたいと思い、この手紙を書いています。もし支援を受けることが出来たなら、学費に使ったり、勉強道具を買ったり、学校のサッカー教室の参加費に使いたいです。僕はその奨学金を、高校進学の為に最大限役に立つ形で使うことを誓います。
「HOPE奨学金」は、顔が見える、成長が見守れる高校生の奨学金制度です。
質の高い教育を、国の未来を担う高校生たちに提供したいという想いからスタートしました。
1日当たり100円、月々3,000円、年間36,000円の支援で、生徒が1年間高校に通うことができます。
皆様からのご支援、お待ちしております。