民際センター×H.I.S. ラオスボランティアツアーに参加・交流して、支援奨学生にも会えたStudy ForTwo龍大生!
ラオス小学校支援と交流7日間~教育の行き届かない農村で社会貢献」(2014年3月催行)と題した「民際センター×H.I.S.」のボランティアツアーに参加した18名の1人で、大学生の村上さんにツアー体験をインタビューさせてもらいました。
彼は、ラオス奨学金を支援する「Study For Two」という学生団体の龍谷大学支部(京都)の学生で、「民際センター×H.I.S. ラオスボランティアツアー」に参加する初めての「スタディ フォー トゥー」出身者です。
Study for Two龍大は、京都では、同志社大学、立命館大学に次いで、2013年6月に設立されました。
村上さんは設立メンバー男子4名の1人で、大学の中古教科書販売でラオスの子どもの教育支援というコンセプトや他大学支部との交流があるという点に魅かれて参加。
今回、ラオスツアーに参加しようと思った最初のきっかけは、昨年秋、民際センター関西担当者による「出前講義」で、ラオス地方農村部の厳しい教育事情を聞き、奨学金支援校を訪ねるツアーがあることを知ったからでした。
多くのツアー先選択肢の中から(村上さんにとっては人生2回目の海外旅行先)、ラオスを選んだ理由は何ですかと問われ、村上さんは次のように答えました。
「まず、Study for Twoが支援する子どもたちの国だから。次に、ラオス地方農村部という1人ではなかなか行けない場所だから。一生に一度行けるかどうかわからないような場所にツアーで行けるというのは貴重で、また安心なので両親も賛成してくれました」。
そして、待ちに待った2014年3月9日、ラオスに向けて出発!
ラオスの首都ヴィエンチャンから車に揺られて、のどかな農村地域の景色が続く道を6時間!
到着したカムアン県ポンサイ村の小学校の子どもたちが一行を待っていてくれて、可憐な野の花束を1人1人に手渡してくれました!
<長旅の疲れも吹き飛んだ、ラオスの子どもたちの歓迎!>
今回、ツアー訪問先のポンサイ校にStudy for Two支援の奨学生4名がいることが事前にわかっていたので、村上さんは奨学生と対面し、質問もすることができました。
奨学生に会って、「外見は子どもだけど、しっかりしていて逞しいという印象でした。これは、貧困の中、毎日家の手伝いや幼いきょうだいの世話をしているからだろう」と思いました。
子どもたち4名に「将来の夢は」と聞いたところ、教師(1名)、警官(2名)、軍人(1名)という答え。
思わず心の中で、「彼らの将来に幸あれ。夢の実現に頑張って」と祈り、「これからもラオス奨学金支援がんばるよ」と誓ったという村上さん。
<待ちに待ったStudy for Two支援奨学生(写真後方の男子4名)との対面。
右手を左胸に置くポーズは、日本のアニメからで、村上さんが少年たちに教えたそうです!>
今回のラオスツアーに参加して良かった点は、「支援奨学生に会えたことは勿論のこと、ツアー参加者の年齢に幅があり(大学生・会社員・高齢者)、ラオスへの思いを互いに共有できたこと。学校滞在だけでなく、奨学生たちの家庭訪問、畑仕事や植樹も体験できた。ラオス料理も本場のパクチーもとても美味しかった」と嬉しそうに村上さんは語ってくれました。
今回のツアー訪問校は、「浦上ランチプロジェクト(ラオス学校給食普及事業)」のモデル校で、ツアー参加者たちが、同校内で有機栽培されている農作物や飼育されている家畜の見学、そして、これらを食材として一緒にランチを作って食べる体験もできました。
<訪問校内で育てている有機栽培野菜への水遣りを手伝うツアー参加者>
<ラオスの人たちと一緒に作ったラオス料理に舌鼓を打つツアー参加者と子どもたち>
ツアー参加者たちは、学校でさまざまなアクティビティにも参加して、子どもたちと交流を深めました。
<ツアー参加者に鶴の折り方を教えてもらう子どもたち>
ツアー参加者の1人、村上さんの体験を通して、「民際センター×H.I.S. ラオスボランティアツアー」のご紹介をさせて頂きましたが、このツアーは毎年3月と9月に開催される予定ですので、ご関心がある方は、是非ご参加ください。
※3名のご参加で1人のラオスの子どもが奨学金を受給でき、1年間学校に通えるようになります。
次回の「民際xH.I.S. ラオスボランティアツアー」は、2014年9月7日~13日の予定です!
詳細は、4月中旬以降、民際センターのWEBサイトにてご紹介いたします。