将来はエンジニア そして日本語も・・(ミャンマーの奨学生)
民際センターの支援地域である、チャウンタン地区にあるキャウンゴン中学校(Basic Education Middle School Kyaung Kone)に通っている、中学1年生 ヘイン・ティア・ゾウ(Hein Thiha Zaw)君は、ダルニー奨学金を受けることができました。
ヘイン・ティア・ゾウ君の両親はすでに離婚していて、今はお父さんとおばあさんと一緒に生活しています。お母さんはお父さんと離婚してから行方不明になってしまい、まったく連絡がとれない状態です。兄弟はなく、一人っ子ですが、とてもしっかりしています。
お父さんは、毎日休みなく働きに出ていますので、いつもおばあさんと一緒です。写真もおばあさんと一緒に撮りました。
学校の先生は、「家の手伝いをしながら、しっかり勉強をしています。そして、マナーもきちんとしている子です。奨学金の支援を受けられて本当に嬉しいです。」と言っています。
ヘイン・ティア・ゾウ君は、家でも炊事や洗濯、毎日の水くみなど、しっかり家事を手伝っています。厳しい環境にありながらも、夢を持って毎日頑張っています。
「将来はエンジニアになりたいです。趣味はサッカーです。絵が得意で、絵を描くのも大好きです。奨学金をご支援頂きました、日本の方に心から感謝をしています。おかげで、家族に負担を掛けずに安心して勉強ができるようになりました。日本語も勉強して、いつかご支援頂いた日本の方に感謝の言葉を贈りたいです。」奨学生である、ヘイン・ティア・ゾウ君からの言葉です。
「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学教育を受けられない子どもたちを支援する国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。14,400円で1人の子どもが1年間中学校に通うことができます。
ミャンマーの締切は3月20日です。