【カンボジア】12月のオンラインイベントのお知らせ
海外事業所とのコラボイベント開催
民際センターでは12月22日金曜日、EDFカンボジア事業所所長のチャンディ―・チャンを招き、オンラインでイベントを行います。チャンディ―は2008年にEDFカンボジア事業所に入職して以来、15年にわたり日本のスタッフと協業し現地の教育支援活動に従事しています。また、奨学金授与式、通学自転車授与式、その他のプロジェクト執行のためプノンペンにある事業所と各支援地域とを頻繁に往復し、日々支援対象校の関係者と良好な関係を築いています。10代に内戦を経験したチャンディ―は、平和への願いと自国の教育普及への想いは並々ならぬものがあります。
そんなチャンディ―をゲストに招き、いかに内戦時代を過ごし、現在の民際センターを通じた教育支援の仕事を選択したかを語ってもらいます。民際センターの活動、日本と現地職員の人柄に加え、さらにカンボジアの歴史を深く知ることができるこのイベントに、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
開催概要
12月22日金曜日 19時~20時(1時間)
イベント概要
「クメールルージュとチャンディー少年 ~生き延びて、カンボジアの子どもたちのために生きる~」
《チャンディー所長について》
EDFカンボジア事業所所長のチャンディーが13歳の時、クメールルージュが台頭し一家は住まいを追われました。
強制退去後、やっとたどり着いた村ではクメールルージュ体制の下 人々は年齢別にわかれて住まなければならず、チャンディーは家族と離れ離れになりました。住人は年齢別に休みの無い農作業に従事することが命じられました。少年だったチャンディーにとって、とても過酷な経験でした。
クメールルージュが崩壊した時、チャンディーは17歳になっていました。11人の親族がクメールルージュの犠牲になりましたが、当時のチャンディー少年にそれを知る手立てはなく、混乱の中ひたすら橋のたもとで家族を待ったのでした。
《民際センターからのメッセージ》
社会情勢を受け、今、人々が最も平和を願っています。民際センターの理念である世界の貧困削減と平和構築への願いは、支援地域であるメコン5ヶ国に限った話ではありません。平和とは、一人ひとりがどうしたら平和な世の中になるかを考えたり、時には声をあげることで実現するものです。
チャンディーはクメールルージュ崩壊後、20歳で高校に入りなおし、当時禁止されていた外国語を隠れて学ぶことでその後英語教師として自立することができました。カンボジア国防省での経歴などを経て、最終的にチャンディーはEDFカンボジア事業所所長として着任します。そこで、子どもたちの教育支援に携わり、少年期の混沌から一転し、平和に貢献する仕事を選びました。
EDFカンボジア事業所職員が支援者様と歴史や体験を共有することで、平和とはなにかを考えるきっかけができれば大変嬉しく思います。
カンボジア・クラチェ州で女子寮に住む生徒たちと話すチャンディ―。チャンディ―は女子寮の生徒たちに気を配っており、
滞在先のホテルでもらった小分けのシャンプーやリンスなどを貯めては彼女たちに渡しています。
イベント参加方法
本イベントは、どなたでもご参加が可能です。(参加費無料・途中退席OK)ページ下部のバナーよりPeatixを通じてお申込みください。
※Peatixを通してのお申込みが必要です。(登録料無料)
※オンラインイベントへの参加は、Zoomの利用が必要です。通信料は参加者負担となりますのでご了承ください。
参加費用
●寄付チケット(チャリティーカレンダー付):1,200円
…収益はメコン5ヶ国の子どもたちのために使われます。こちらのチケットには民際センターオリジナルカレンダーが付きます。
※カレンダーは、イベント終了後、随時発送いたします。(お申込み時期によっては、到着が年明けになる可能性もございます)
※お申込み時のアンケートにて、壁掛けタイプと卓上タイプをお選びください。チェックが無い場合は、当方でいずれかを送らせていただきます。
●無料チケット:無料
学生向けのチケットです。
…一般の方でも購入できますが、もしご無理がなければ、民際センターの活動を支えるために寄付チケットをご購入いただけますと幸いです。もちろん、学生でも民際センターの活動をご支援いただける方、オリジナルカレンダーご希望の方は、寄付チケットのご購入をお願いいたします。