12/22(金)イベントまであとわずか!カンボジア事業所所長とのコラボイベント
12月22日金曜日19時から1時間、民際センターはオンラインでイベントを行います。本イベントは、EDFカンボジア事業所所長を招き、クメールルージュ時代の体験を語ってもらうものです。本イベントは誰でも参加が可能で、参加のためのチケットは無料チケット・寄付チケットの両方をご準備しておりますので、お好きなチケットを選んでご参加いただけます。
参加にはPeatixへの登録、視聴にはZoom(どちらも登録無料)が必要となります。民際センターではこれからもオンラインイベントを実施してまいりますので、この機会にぜひご登録いただけますと幸いです。
「教育」という大きな力
EDFカンボジア事業所所長のチャンディーは1962年生まれです。1970年に始まったカンボジア内戦、それに続く1972年のポル・ポトによるクメールルージュ支配は、当時10代だったチャンディーにとって恐ろしい時代でした。公職に就いていた父親を含め、チャンディーの親戚の多くはこの時亡くなりました。幸運にも生き残ることができたチャンディーは、その後なんとか働くことで生活を立て直し、20歳で中学校に入りなおしました。
クメールルージュ支配下では教育というものはありませんでした。学校は武器の倉庫や処刑所として使われ、子どもたちは強制労働に従事させられました。クメールルージュが崩壊した後も、英語は敵国の言語だったので、学ぶことは禁止されていました。それでも、チャンディーは当時隠れながら英語を学び、英語学習が解禁された後に英語教師としての職をつかみ取ることができました。
彼の体験を通し伝わってくるのは、どんな苦境に立たされても、未来を切り開いていくことができる教育の力です。教育を受けることができれば、職に就くことができます。職に就くことができれば、自分の生活を守り、さらには家族の生活も守ることができるのです。その体験をしたチャンディーが、子どもたちの教育支援をミッションとする民際センターと一緒に仕事をしてくれるようになったのは、大変感慨深いものがあるように思えます。
チャンディー所長(中央)
イベントへの参加をお待ちしています!
本イベントは途中参加・途中退席可能です。また、カメラオフでのご参加も可能です。下記リンクから皆様のお申込みをお待ちしております。