【ラオス少数民族】教師になったネームさんからのお手紙
ネーム マニヴァンさんは2021年から2年間、【ラオス少数民族教師養成奨学金】を受給していました。2023年夏にラオスのサーラワン教師養成校を無事に卒業後、故郷のセコン県タテン郡にある私立小学校で、正規の教師になることができました。現在は小学校2年生のクラスで21人の生徒たちを教えています。教師になる夢を叶えたネームさんから支援者様へのお手紙をご紹介します。
教師養成校で教育実習をしていた頃(後列右から3番目がネームさん)
手紙原文(左)と、小学校で教鞭を取るネームさん(右)
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(手紙翻訳)
サバイディー(ラオス語で「こんにちは」)。感謝の気持ちとともにこのお手紙を書いています。2021年~2023年まで、私をご支援くださり本当にありがとうございました。当時、私は奨学金のサポートを通じて常に応援していただいている気持ちになり、そして経済的な問題を乗り越え、勉強に集中することができました。
奨学金の受給が決まったときから、どれだけ精一杯勉強に取り組めるかが自分の課題となりました。受け取ったご支援を決して無駄にしないよう、高い志と希望を持ち続けました。
あなたからのご支援のことは、いつも私の心の中にあります。ご親切と温かい協力のお気持ちに、深く感激してきました。あなたが私に与えてくださったご支援は素晴らしいものであり、おかげで多くを学ぶことができました。私財を費やしてご支援くださったことに報いるよう、私はこれからも最善を尽くすことを誓います。そして、故郷の繁栄と発展に、私の持てる知識を生かしていきたいと思っています。
いつかあなたにお目にかかれる日が来ることを願っています。あなたのお幸せをいつもお祈りしています。
深い感謝とともに、心を込めて
ネーム・マニヴァン
ネームさんが勤務する小学校
担任するクラスの様子
近年ラオスで問題となっている教師不足は、私たちが予想していたよりもはるかに速いスピードで深刻化しています。こうした教師不⾜の改善と、公用語のラオ語を理解できないことによる少数民族の子どもたちの中途退学を防ぐため、教師養成奨学金へのご協力をお願いいたします。
ラオス少数民族教師養成奨学金の締切は7月31日です
※2024年度の締切を7月20日から延期しました
ラオス少数民族教師養成奨学金について