Study For Two中央大学支部がラオスで奨学生に会った!
大学で教科書を販売してラオスの子どもたちを支援しているStudy for Two中央大学支部のメンバー7名が、今年9月、支援している奨学生に会いにラオスに行きました。
以下は旅行に参加した甲斐正隆さんと吉田悠一郎さんの感想文(一部省略)です。
【1】笑顔の力
中央大学3年 甲斐 正隆
いよいよ学校訪問の日、車から降りると、満面の笑みで子供たちは待っていてくれた。
「サーバイディー」「サーバイディー」と。綺麗に列を作ってくれて、花束を持って私たちを迎えてくれた。私は真っ先にその列を歩いた。
彼らが持っている花束よりも数倍輝いて見える彼らの笑顔が素敵で、素敵で私は胸が熱くなると同時に、溢れんばかりの笑顔で慣れない言葉で「コープチャイ」「コープチャイ」と答えた。
その後授業を見学させてもらった。決して良い環境とは言えない中で、懸命に勉強する姿に自分も負けてられないなと感じた。
1校目、2校目と子供たちと、サッカーやバレー、長縄、シャボン玉、折り紙などで遊んだが、彼らの笑顔が素敵すぎて、今でも撮った写真を見返しながら元気をもらっている。
その日の夜はその村に泊まらせてもらい、ラオスビールを飲みながら、宴を楽しみ、非日常の貴重な体験をすることが出来た。
少しだが彼らの生活に寄り添えたかな。帰り際に「かい、かい」と自分の名前を呼んでくれた時は帰りたくないなーって切実に思った。
帰国してちょっと時間がたった今だから言える。
ラオスに行った感想をと今後求められたなら、私はまず笑うでしょう。そして心の底から「行って良かった」というだろう。
ラオスと日本離れているし、言葉も通じない。
私は今SFTの活動を通して彼らに関われている。私たちとラオスの子どもたちは太い糸でつながれている。絶対に離してはいけない。
私は来年も彼らに会いに行きたいし、今後ずっと彼らに関わり続けていきたい。
そう思わせてくれたのは、彼らと手を繋いで感じたことだし、どんなものよりも私に力をくれる彼らの笑顔があるからだ。
「ありがとう」以上の言葉があるのなら私は彼らにそれを伝えたい。
<訪問・滞在した村の学校にて>
【2】今夏に出会った、あの子どもたちのために
中央大学3年 吉田 悠一郎
水を飲んでもお腹を壊さない。トイレがきれい。シャワーからちゃんとお湯が出る。電気が通っている。大学に通うことができて、家には家族がいる。
日本で今まで当たり前に感じていたことが世界の大半の国では、それが当たり前じゃなくて、むしろ貴重なことであることに気づかされた。
知識としてはもちろん知っていたけれど、自分の目でみて、肌で感じることで、そのことを身を持って経験し思い知ることができた。
実際にこの当たり前から離れることで、日本の豊かさが恋しくなり、たった1週間程度の滞在であったのに、日本に帰るとすべてのものがキラキラと輝いて見えた。
ボランティアを通して、僕は人のためになることの楽しさを知った。
というより、ボランティア活動をするうえで大切なことは、まずは「自分たちが楽しんでいるのか」ということだと思っている。
つらい思いまでして嫌々、ほかの人を喜ばせるなんて難しいし、続くはずがない。
じゃあ楽しんだうえで、本気で活動するにはどうすればいいのか。それは支援先に実際に行くことだと僕は思っている。
人はどこかの知らない誰かのためには頑張れないと思う。
テレビで学校に行きたくても行けない子供たちの映像が流れると、かわいそうだと思うが、すぐ後にはそんなこと忘れて、友達とふざけあって笑っている。
自分がさっきテレビで見た子ではなくて良かったと、時に思いながら。
人はどっかの誰かのためには頑張れない。だから僕はこの夏、ラオスに行き子供たちに会いに行こうと思った。
どっかの誰かから、あの国のあの村に住むあの人になることで、僕たちは遠く離れた日本であの子達のためにと必死になって活動をすることができるのだと思う。
「また来てきてください。」小学校の校長先生や教員、村に住む人々、ガイドのKingham…。現地のいろんな人たちからこの言葉をもらった。
僕はこの言葉を聞くたびに、もっと支援金を贈れるように日本で本気で活動しようと思った。
僕たち大学生が世界にできることは小さなことかもしれないが、勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界に少しでも近づけることで、今回出会った『あの国のあの村に住むあの子の笑顔』につながってくれれば僕はうれしい。
<訪問した7名のメンバー メコン川のほとりで>
★「STUDY FOR TWO」の活動に興味をもった大学生の方★
是非一度コンタクトしてみてください!