ヘルパーステーション「すうふぅ」(神戸)に、奨学金募金箱が設置されました!
神戸で訪問介護事業を行っている「すうふぅ」が、奨学金募金箱を設置してくださることになりました。
「すうふぅ」とは、中国語で「心地良い」という意味。
大きく「すぅ~」と吸って、「ふぅ~」と深呼吸するようなゆったりしたサービスを提供したいという想いで、この名称をつけたそうです。
<「すうふぅ」に設置して頂いた奨学金募金箱>
長年ヘルパーを続けてきた「すうふぅ」代表の杉田さんは、「私たちの介護サービスは、介護される身の辛さを想像することから始まります」と語ります。
介護サービスを利用する方に対して、「どれだけ気遣うか、ひと手間かける事、観察する事、コミュニケーションを欠かさない事、ヘルパーである自分が関わる事でどうなってもらいたいのかを意識する事、これら全てが、すうふぅヘルパーの共通意識です」と、熱く訴えかける杉田さん。
「自分の身体を自ら手に負えなくなった方の悲しい気持を想像できる人間でありたい」という杉田さんの気持は、厳しい教育環境の中で毎日を必死で生き抜く途上国の子どもたちの気持を想像し、支援活動に励む国際協力NGO団体スタッフの気持に似ています。
実際、杉田さんは神戸で開催された全国中小貿易業兵庫連盟主催の経済セミナーで民際センター職員のスピーチを聞き、「アジアの子どもたちの教育支援のために熱心に活動する姿」に共感して、奨学金募金箱をすうふぅに設置しようと申し出てくださったのです。
募金箱に14,400円貯まったら、まずどこの国の子どもを支援しますか、という問いに、「カンボジアの子どもです。講演でも聞きましたがカンボジア国民が経験したポルポト政権時代の恐怖を想像するとやりきれなくなります」と沈痛な表情を見せる杉田さん。
ヘルパーを志した理由は何ですかという問いに、「世話好きだからでしょうか」と微笑む杉田さんは、とても心遣いがある人です。民際センター職員が訪問した日、「私が捨てずに保管していた使用済みインクカートリッジを寄贈しますので、荷物になると思いますが、お持ち帰りになりませんか。民際センターWEBサイトでインクカートリッジ収集が奨学金につながる事を知りました」と話し、「募金箱に1人分の奨学金が貯まるまでにそれなりの期間がかかると思いますので、まず私が個人で奨学金支援者になります」とおっしゃってくださったのです!
<杉田さん寄贈の使用済みインクカートリッジ!>
「老後の基本は在宅でありという信念を持って、ご利用者の皆様の自立支援をお手伝いさせて頂きます」という杉田さんの熱き想いに共感。
そして、すうふぅのお客様の声を読み、将来は、高齢者施設ではなく、在宅で介護サービスを受ける選択肢も大いに有りと、考えるようになりました!
<すうふぅは、ココです!>
すうふぅへのアクセスはJR「元町駅」から徒歩5分!
同ヘルパーステーションを訪問される方は、受付の奨学金募金箱に、あなたのお気持をご寄付頂ければ幸いです。