学生団体SWITCH様 カンボジア スタディーツアー(2023年)のご報告②
スタディーツアー参加者からのご感想
2023年3月、ダルニー奨学金で支援している奨学生たちに会うためカンボジアへ渡航した学生団体SWITCH様。EDFカンボジア事業所スタッフの協力のもと、五日間のスタディーツアーを通して参加者は民際センターが支援するコンポンチュナン州の村へ滞在しました。この滞在中、参加者は地元の小学生や中学生と遊びやアート、運動会などを通じて触れ合いました。渡航準備や、運動会の様子などをお伝えしたご報告第一弾は、こちらをご参照ください。
今回は、SWITCH様スタディーツアーのご報告第二弾として、参加した学生たちから届いた感想をお届けいたします。
身近にある対話のきっかけ
どれも素晴らしいご感想をいただき、お手伝いさせていただいた民際センターとして本当にうれしい限りです。特にY.Nさんからの、支援対象国に対しての「文化交流することが正しいことのか、平等に支援することが正しいのか」というのは、国際協力に携わる立場として大変重要な問いかけだと思いました。一方的な関係性ではなく、相手の顔を見て対話すると、相手に「してあげる」ではなく、自分も相手から学んだり、逆にうれしい気持ちをもらうことができるのだと気づきます。これからも皆様にとって、子どもたちの顔写真が入ったダルニー奨学金証書が、対話のきっかけになることを願っています。
最後に、SWITCH様ホームページからの一文をご紹介いたします。「『学校に行く』ということはただ単に勉強しに行くということだけではありません。先生や友達と触れ合い、自分の楽しみを見つけ、将来どのような大人になりたいかを考えるなど、子どもたちの選択肢を増やし、可能性を拡げることができると私たちは信じています。1人でも多くのカンボジアの子どもたちに切り替わるきっかけを届けたい、そのような想いで学生団体SWITCHは支援を続けています。」(ホームページから引用)
教育支援は、その子どもの卒業の可否やその後に続く進路・職業選択以外にも、人と関わる楽しみ・思いもよらない興味の発見など内面に大きな実りをもたらします。民際センターはこれからも、ダルニー奨学金を通じてメコン5ヵ国の子どもたちの就学を応援してまいります。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。皆様からのご支援、お待ちしております。