高校卒業生から感謝のメッセージ
皆様からご支援いただきました奨学金のおかげで、多くの生徒たちが進学・進級の機会を得て、中途退学の危機を免れました。2023年度の支援をもって高校を卒業したタイの3人の元奨学生たちから、自身の生活の話や感謝の気持ちを支援者の皆様にお伝えしたいと、メッセージが届きましたのでご紹介します。
アピシットくん、シーサケート県
奨学金を提供してくださった方に大変感謝しています。僕はこの奨学金を学用品や寮費など学習関連の費用に充て、それにより家計の負担を大幅に減らすことができました。この奨学金のおかげで高校に通うことができ、大学への道も開かれているので、とてもうれしいです。僕は祖母と2人暮らしです。もし奨学金をいただいていなければ、生活するだけで精一杯で、勉強を続けられなかったかもしれません。今後、大学に進学予定ですが、おそらく国からの奨学金などを申請しなければならないと思います。寄付してくださった方に改めてお礼を申し上げるとともに、もし大学で勉強を続けることができたら、自分の将来のために一生懸命勉強することを誓います。
現在、彼はタイ東北地方のマハーサーラカーム県にある国立大学のマハーサーラカーム大学のコンピュータサイエンス学部の1年生になっています。
マーリニーさん、シーサケート県
奨学金のおかげで、私の家族は私の学費を心配せずに家計の負担を少しでも減らすことができたと思います。奨学金は、高校で勉強を続けるための試験対策参考書を買うために使いました。卒業後、教職の勉強をするつもりです。教育の機会に恵まれないことが多い僻地の子どもたちに勉強を教えたいからです。私が自分の夢を追いかけるために助けられ支えられたように、今度は私が彼らにも夢を追いかける機会を与え支える人になりたいです。中学1年生から6年間も私に教育の機会を与えてくださった奨学金提供者の方に、改めてお礼を申し上げたいと思います。人々に教育の機会を与えるためには、まず先に自分のやりたいことを実現することが大切だとその方から大きな励ましをいただきました。
現在、彼女はタイ東北地方のウボンラーチャターニー県にある国立大学のラーチャパット・ウボンラーチャターニー大学の教育学部の1年生です。将来学校教員になる予定です。
ナッティダーさん、アムナートチャルーン県
奨学金を受けてから、私の学校生活は以前より良くなりました。安心して高校3年まで無事に勉強を続けることができました。また、この奨学金は家族の負担を軽くしてくれるので、家族もとても喜んでいます。私は、学用品や制服、靴を買うために奨学金を使いました。このような素晴らしい機会を与えてくださった寄付者の方に感謝の気持ちをお伝えしたいです。教育の大切さを教わりましたし、私の学校での毎日を幸せなものにしてくださり、ありがとうございました。
現在は働きつつ貯金し、来年、バンコクにある国立大学のラーチャパット・トンブリー大学の教育学部に進学予定です。
このように、中学・高校時代に奨学金の支援を受けた元奨学生たちから、続々と感謝の声が届いています。タイ・ミャンマーのHOPE奨学金の申込締切日は3月末でしたが、現在、ラオス・カンボジア・ベトナムへのご支援を8月末まで延長して募集中です。特にベトナムの高校生への奨学金支援が現在10名分不足しています。この時期に高校生へのご支援をご検討の際には、ベトナムを考慮いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
高校生支援の奨学金、HOPE奨学金の締切日は
8月31日まで延長しています。
ぜひ、ご支援ご検討ください。