【カンボジアの学校のトイレ事情とトイレの必要性】
日本の学校のトイレ事情をインターネットで検索すると、洋式・和式の割合の話などが出てきますが、カンボジアでは全く事情が異なります。一番深刻な問題は、トイレがない学校が現在でも4,931校あるということです。これはカンボジアの学校全体の36%に該当します。政府もこの問題を栄養失調と同じように解決すべき重大課題として捉え、取り組みを始めていますが、農村部の学校までは政策が行き届いていないのが現実です。
学校にトイレがあったとしても写真のように老朽化しており、水が流れない、不衛生であるなどの問題があり、⽣徒たちが病気を患ったり、安心して学校へ通うことが難しい状況にあります。
【トイレが十分整備されていないことによる生徒たちへの影響】
体への影響
- 帰宅するまでトイレを我慢することになるため、膀胱炎になることがあります。
- トイレがあっても衛生状態がよくないため、下痢や細菌性呼吸器疾患を患うことがあります。
- トイレに行かずに済むよう、水分の摂取を控える女子生徒も多く、水分不足になることがあります。
- 男子の場合、トイレ以外の場所で用を足す生徒もおり、学校の教育環境が不衛生になります。
勉学への影響
- 全校生徒数に見合った数のトイレがないため、トイレがあっても行列ができ、授業に遅れたり、我慢して勉強に集中できない場合があります。
- 特に女子の場合、トイレに安心して行けないことが欠席や中途退学の原因になってしまいます。
このような状況で困っている農村部の学校に、清潔なトイレを設置して、生徒たちが安心して学校に通い学べる環境を作るのがこの【カンボジア学校トイレ建設プロジェクト】です。
では、このプロジェクトでどのような設備を学校に贈ることができるかを簡単に写真でご紹介します。
＊右下のメモリアルボードには、長期的にトイレを清潔に保つための注意事項が書かれています。カンボジア職員から学校の生徒や先生へ、掃除や管理の仕方のレクチャーも行います。
プロジェクトについて
実際、トイレが寄贈された学校に通う生徒たちはこの支援をどのように感じているのでしょうか。2023年6月に竣工式を迎えたコンポンチュナン州カンポントララック郡フン・セン カンポントララック中・高等学校の生徒たちからのメッセージをご覧ください。以前の老朽化したトイレと今のトイレの違いを彼らの言葉で笑顔と共に語ってくれています。
＜生徒からの感謝のメッセージ＞
「トイレ建設プロジェクト」ご支援方法
～部分的なご寄付も受け付けております～
■プロジェクトの流れ
①現地調査と建設先の学校の選定（1～2ヵ月）
②トイレ建設（3～4ヵ月）
③竣工式後、生徒たちが使用開始 （＊竣工式はご希望があれば参加いただけます）
④支援者様へ報告書のお届け（お申込みから4～6ヵ月後）
プロジェクト詳細はこちらから
■ ご支援額 フル：215万円 ライト：157万
フル：トイレ個室５（女３・男2）小便器２、手洗い場（男女別）、タワー型大型浄水槽
ライト：トイレ個室４（女2・男2）手洗い場（男女別）、浄水槽
＊フルの方がより設備の内容が充実しています。どちらでもお選びいただけます。
＊為替の変動により価格が変動することがあります
■部分的なご支援をお考えの方
お一人ではなく、多くのご支援者様のご寄付により1棟の建設をめざすことができます。クラウドファンディングサイトからのご寄付が可能ですので、下記ボタンよりご支援金額をお選びいただき、クレジットカードにてお支払いをお願いいたします。
■1棟のご支援をお考えの方 フル：215万円 ライト：157万円
まずはお気軽にお電話（民際センター米澤宛：03-6457-5782）または下記ボタンよりお問合せください。
＊郵便払込用紙によるご寄付をご希望される方も下記ボタンよりお問合せください。
皆様からのご支援をお待ちしております
＊特定公益増進法人として、公益財団法人民際センターへの寄付金は、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置を受けることができます。また、一部の自治体では個人住民税の寄付金控除の対象となります。くわしくは寄付金控除についてをご覧ください。
