ラオスにおける 「浦上ランチプロジェクト」、いよいよスタート!
公益財団法人浦上食品・食文化振興財団から委託を受けたランチプロジェクトが9月からいよいよ動き出しました。
このランチプロジェクトは、ラオスにおける学校給食普及事業です。
同財団は志半ばで亡くなられたハウス食品株式会社 浦上社長の遺志を継ぎ、食品加工や食の安全に関する研究に対する助成事業、食文化の啓蒙活動などを行う公益財団法人です。
このプロジェクトの目的は、地方の小・中学校で先生・村人が自分たちの力で学校給食が可能になる事例、自立促進型モデルの確立です。
それをラオス全土に普及することを視野に入れています。
まずは、モデル校を作るためにラオスの3つの小・中学校で開始しました。
ラオスでは、貧困のため昼食を食べることができない子どもたちが、たくさんいます。
昼休みに、ランチを食べるために家に帰りますが、本当にランチを食べることが出来ているのかは不明です。
学校で昼休みにもかかわらず、何も食べずにいる子どもたちもたくさんいます。
そこで、このプロジェクトは、生徒全員にランチを提供するということが、大きな目標の一つです。
まずは、週に一回ランチを提供することから始めます。
このプロジェクトには大きな3つの事業があります。
一つ目は、ランチの提供です。
9月12日に第一回目のランチが提供されました。メニューは、きのこと豚肉の炒め物です。
ラオスから、うれしい感謝の報告が届きました。
二つ目は、農作物の栽培や家畜等の飼育です。
朝顔菜、玉ねぎ、レタス、コリアンダー、キャベツ、トマト等を菜園で栽培します。また、ナマズの養殖や養鶏なども行います。
三つ目は、健康促進事業です。
学校内の清掃、食後の歯磨き、体の清潔チェックなどを行います。
これらの活動を通し、ラオスの子どもたちが健康で楽しく学校生活をおくることを願っています。
これから、農作物を収穫して、それが昼食の材料として提供されます。
そして、農作物を市場で販売したり、また調理し付加価値を付けて販売したり、いろいろな計画をしています。
このプロジェクトがどう展開するのかとても楽しみです。