日越外交関係樹立50周年認定事業に
日越外交関係樹立50周年
2023年、日本とベトナムは外交関係樹立50周年を迎えました。この記念すべき年に、両国の関係を、互恵的で対等な立場から、未来に、そして地域や世界に向けて大きく飛躍させるための礎を築くものとしていきたいという日越外交関係樹立50周年日本側実行委員会の意思に賛同し、民際センターも50周年認定事業への申請を行い、この度受理されました。これを機に、ベトナムとの関係を再認識、再発見し、これまで教育支援に特化してきたNGOとしてのノウハウを活かしつつ、未来に向けて大きく発展させていく年としていきたいと思っております。
*日越外交関係樹立50周年記念特設サイトはこちらから
民際センターのベトナムとの歴史
民際センターは2013年、ベトナムのホーチミンに事業所を開設し、ダルニー奨学金の提供を始めました。ダルニー奨学金制度とは国際里親制度で、貧しくて学校に通えない中学生と日本の支援者が1対1で奨学金を通してつながり、教育の機会を子どもたちに提供するものですが、その支援を受け、これまでベトナムのタイビン省とドンナイ省の133の中学校、約7,300名の中学生が学校に通うことができました。現在ベトナムの事業所には3名のベトナム人職員が在籍し、日本の事務局にもベトナム人の職員が1名在籍し、共に連携し働いています。
過去(2015年度)のダルニー奨学生の写真
50周年を機に今後の展望
ベトナムの生徒と日本の支援者が1対1でつながるダルニー奨学金をさらに多く提供し、そこで両者の関係が築かれることを目指すと共に、奨学生と支援者が交流できるような事業にも力を注ぎたいと考えています。オンラインツアーをはじめ、実際に奨学生に会いにベトナムに行くツアーの企画も検討しています。その他、ベトナムに関わる企業や団体、個人の方とも提携して新しいことにチャレンジしていきたいと考えております。もし、ご関心のある方はこちらまでぜひご相談ください。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。皆様からのご支援、お待ちしております。