【タイ・ミャンマー】奨学金 申込締切日 延期のお知らせ

初夏に新学期を迎える、タイ、ミャンマーの2か国への奨学金ですが、皆様のご支援によりタイの必要数は達成できましたが、ミャンマーのダルニー奨学金、HOPE奨学金ともに支援金口数が必要数に達していない状況です。少しでも多くの奨学金を子どもたちに届けるために、以下の通り奨学金申込締切日を延期いたします。

【改めてミャンマーの状況をお伝えします：ミャンマー事業所所長ゾーゾーより】

ミャンマーでは2020年からコロナの影響により、工場などが休業になり景気が低迷しました。さらに2021年の軍事クーデター以降は、欧米など国際社会からの経済制裁を受け、さらに悪化しています。ミャンマーの通貨であるチャットの価値は、１ドル1,600チャットから3,500チャットと約２分の１まで下落し、物価は約3倍値上がりしています。また、民主化勢力、少数民族武装組織による国軍への抵抗活動により、シャン州、カチン州、チン州、ラカイン州、カレン州、ザガイン管区など多くの地域は戦争になっています。戦争難民も日に日に増えています。

全生徒が１年間学校に通うことができず留年となっておりましたが、2022年からは学校が再開され、生徒が学校に戻ることができました。しかし、CDM（不服従運動）により教師が不足しています。多くの学校は生徒600〜700人に対し教師７〜８人という状況になっています。景気が悪く税収も減りました。国の予算が厳しく、教育分野への予算も少なくなり、多くの学校の校長先生から、校舎や設備の修繕費などに国からの予算が下りないと嘆く声が届いています。生徒の親御さんも収入の減少や失業に直面しており、子どもたちを学校へ行かせることが厳しい現状になっています。職を失った親は家族の生活のために他の地域へ出稼ぎに行ったり、やむを得ず我が子を働かせる場合もあります。

国が如何なる情勢にあっても、子どもたちには学ぶ権利があると思います。また、子どもたちが学校で様々なことを学ぶことによって、この国の将来を変えられると思います。ぜひミャンマーの子どもたちに学ぶ機会をください。どうぞよろしくお願いいたします。

新規、継続支援、ともに3月31日までにお申込みいただければ、本年度初夏の新学期に間に合います。子どもたちがこの危機を乗り越えるため、奨学金のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

タイ・ミャンマーの奨学金締切日は 3月31日です

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